

認知症関連資格を調べていると「認知症介助士」と「認知症ケア専門士」は混同されやすい2大資格です。
名前は似ていますが、認定機関・受験資格・難易度・活用シーンが大きく異なる別物の資格です。
この記事では10年現場経験者の視点で両資格を10項目徹底比較し、自分に合う資格を判断できる基準を整理します。
この記事を読むと分かること
- 認知症介助士と認知症ケア専門士の10項目徹底比較
- 両資格の認定機関と取得方法の違い
- 受験資格・合格率・難易度の決定的な差
- 介護現場での活用シーンと年収影響の違い
- 自分に合うのはどちらか3秒判断フローチャート
認知症介助士は入門・認知症ケア専門士は上位資格。両者は受験要件・難易度・活用シーンが全く異なります。家族介護や接客職には認知症介助士、介護のプロとしてキャリアアップしたいなら認知症ケア専門士が王道ルートです。
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認知症介助士と認知症ケア専門士の基本10項目比較


まずは基本10項目の比較表を見ていきます。
| 項目 | 認知症介助士 | 認知症ケア専門士 |
|---|---|---|
| 認定機関 | 日本ケアフィット共育機構 | 日本認知症ケア学会 |
| 受験資格 | なし(誰でも可) | 実務経験3年以上 |
| 受験料 | 3,000円 | 第1次15,000円+第2次8,000円 |
| 合格率 | 約90% | 約50〜60% |
| 試験形式 | 在宅試験(4択30問) | 会場試験+論述+面接 |
| 難易度 | 易しい | 中〜やや難 |
| 有効期限 | 無期限 | 5年(更新制) |
| 更新要件 | なし | 5年で30単位の研修 |
| 活用シーン | 家庭・接客業・入門 | 介護施設の専門職 |
| 取得期間 | 約3か月 | 受験対策含めて1年 |
表を見ると分かるとおり、受験資格・難易度・活用シーンが大きく異なります。
特に実務経験3年以上の壁があるため認知症ケア専門士は介護のプロ向け資格と言えます。
決定的な違い1: 認定機関の性格が違う


日本ケアフィット共育機構は接客・サービス業・教育機関と連携して認知症啓発を推進する団体です。
一方日本認知症ケア学会は介護・医療・福祉の専門家による学術団体で、現場の専門性向上が目的です。
両者は「広く啓発する資格」と「深く専門化する資格」と性格そのものが対照的です。
決定的な違い2: 受験資格の壁の高さ


認知症介助士は受験資格なしで家族介護者・接客職・学生などすべての方が受験可能です。
認知症ケア専門士は過去10年以内に認知症ケアの実務経験3年以上が必要です。
実務経験は対象施設での介護業務を継続して行ったことが要件で、家族介護や訪問ボランティアは対象外となります。
決定的な違い3: 試験の難易度と形式


認知症介助士の試験は4択30問・40分・在宅・テキスト持込可と非常に易しい設計です。
認知症ケア専門士の試験は一次試験(4分野各50問)+二次試験(論述+面接)と本格的な構成です。
合格率は認知症介助士約90% vs 認知症ケア専門士約50〜60%と難易度が大きく異なります。
学習内容と取得方法の違い


認知症介助士の学習: ユーキャン通信3か月
認知症介助士はユーキャン通信講座一択が王道ルートです。
講座費用29,000円・標準学習期間3か月で、テキスト2冊+添削課題+在宅試験という分かりやすい流れです。
認定機関監修の体系化された教材で、初学者でも迷わず学習できる設計です。
受講料の中に試験料・添削料・送料が全て含まれているので追加費用は発生しません。
認知症ケア専門士の学習: 公式テキスト独学or講座
認知症ケア専門士は公式テキスト4分野を独学で読み込むのが基本ルートです。
テキスト代は4分野計15,000〜20,000円で、別途過去問題集も購入する必要があります。
一部の受験対策講座(2〜3万円)を利用する受験者も多いですが、独学合格者も多数います。
総費用は受験料23,000円+教材費2万円程度で、認知症介助士の29,000円と同水準ですが学習期間が長くなります。
学習期間と難易度の比較
認知症介助士の学習は1日30分×3か月=合計約45時間のライト学習で済みます。
認知症ケア専門士は1日1時間×6か月=合計約180時間と4倍の学習量が必要です。
学習負担は認知症介助士の約4倍と覚悟しておくべきレベルです。
活用シーンとキャリアパスの違い


認知症介助士の活用シーン5パターン
家族介護(親・配偶者の認知症対応)で日常的に活用できます。
銀行・コンビニ・百貨店等の接客業で認知症顧客対応スキルとして評価されます。
介護業界転身の入口資格として履歴書アピールに有効です。
地域ボランティア・サポーター活動での専門知識として活きます。
教育機関での啓発活動にも応用できる汎用性の高さがあります。
認知症ケア専門士の活用シーン5パターン
特養・老健・グループホームの専門職として実務的に活きる資格です。
認知症対応型サービスの管理者要件として活用できる場合があります。
資格手当が月3,000〜10,000円の事業所も多く、年収36,000〜120,000円アップが期待できます。
上級認知症ケア専門士・認知症ケア指導管理士などのステップアップルートが用意されています。
医療機関の認知症ケアチームにも採用される高度な専門資格です。
年収影響の違い
認知症介助士は年収影響は限定的で、銀行員等の手当事例がある程度です。
認知症ケア専門士は資格手当年36,000〜120,000円の事業所が多く、年収アップに直結します。
キャリアアップ・年収アップを狙うなら認知症ケア専門士が圧倒的有利です。
資格別の活用方向性
- 認知症介助士は「広く浅く・汎用性重視」の入門資格
- 認知症ケア専門士は「狭く深く・専門性重視」の上位資格
- 介護のプロを目指すなら認知症ケア専門士
- 家族介護や副業として活かすなら認知症介助士
- 両資格を順番に取得するW取得ルートも存在
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両資格取得者3パターンの体験談から見える違い


体験談1: 認知症介助士のみ取得した55歳主婦Dさん


Dさんは家族介護の知識と技術を得る目的で認知症介助士を選択されました。
「実務経験3年が必要な認知症ケア専門士は最初から選択肢になかった」と語っています。
結果として29,000円・3か月の自己投資で母への対応が劇的に改善し、家族全体のストレスが大きく軽減されたとのことです。
Dさんのケースは一般家庭の認知症対応者には認知症介助士が最適な事例と言えます。
体験談2: 特養介護職員からW取得した34歳Eさん


Eさんは入職1年目に認知症介助士で基礎を構築されました。
実務経験3年を満たした入職4年目に認知症ケア専門士に合格されています。
現在は特養の認知症対応リーダー職として後輩指導も担当しているそうです。
資格手当は月7,000円(年84,000円)のアップとなり、5年間で42万円のリターンが得られた計算です。
Eさんは「両方取って良かった。
順番に取得するのが合理的と語っています。
体験談3: 介護未経験者として認知症介助士を選んだ29歳Fさん


FさんはIT営業職時代の貯金で認知症介助士に挑戦されました。
合格後履歴書アピール材料として活用し、介護業界に好印象で入職できたそうです。
現在は特養介護職員として勤務し、初任者研修→介護福祉士へステップアップする段階です。
「最初の小さな一歩としてすごく価値があった」と振り返っています。
どちらを選ぶべきか3秒判断フローチャート


Q1: 介護現場での実務経験は3年以上ありますか?
YES → 認知症ケア専門士に挑戦可能。
キャリアアップ・年収アップに直結します。
NO → 認知症介助士から始めるしかありません。
3年の実務経験を積んでから認知症ケア専門士へ挑戦。
Q2: 取得目的は?
家族介護・接客業 → 認知症介助士で十分です。
難易度高い専門資格は不要。
介護施設の専門職としてキャリアアップ → 認知症ケア専門士が直接的に有利です。
介護業界転身の入口 → 認知症介助士でまず一歩を踏み出します。
Q3: 投資できる時間とコストは?
1日30分×3か月・29,000円なら認知症介助士で過不足なし。
1日1時間×6か月・5万円程度を投資できるなら認知症ケア専門士に挑戦できます。
3秒判断フローチャート
- 介護未経験 or 家族介護目的 → 認知症介助士
- 接客業・サービス業勤務 → 認知症介助士
- 介護現場で実務経験3年未満 → 認知症介助士
- 介護現場で実務経験3年以上+キャリアアップ目的 → 認知症ケア専門士
- W取得を目指すなら順番に取得するのが王道
W取得ルートで認知症ケアの専門家への王道キャリアパス


ステップ1: 認知症介助士で入門知識を構築
まずは29,000円・3か月の自己投資で認知症の基礎知識を構築します。
家族介護者・接客職として日常活用できるレベルの実用知識が得られます。
介護業界に入る場合は履歴書アピール材料として面接で評価されます。
ステップ2: 介護現場で実務経験を3年積む
介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士のキャリアパスを並行して進めます。
特養・老健・グループホームでの認知症ケア実務を3年積めば認知症ケア専門士の受験資格が満たせます。
実務経験は過去10年以内の実績で計算するため、慌てる必要はありません。
ステップ3: 認知症ケア専門士で専門性を確立
受験対策を6か月かけて準備し、一次試験+二次面接を突破します。
合格後は資格手当年36,000〜120,000円のリターンが期待できます。
特養や老健の認知症対応リーダーとして後輩指導や管理職昇進の道も開けます。
5年ごとの更新研修を受けることで生涯にわたり専門性を維持できます。
入門→現場経験→専門が認知症ケアキャリアの王道。最初の一歩として認知症介助士を取り、実務経験を積みながら認知症ケア専門士を目指すルートで、安定した年収アップとキャリア構築が両立できます。
認知症介助士vs認知症ケア専門士のよくある質問
Q1. 認知症ケア専門士があれば認知症介助士は不要ですか?


Q2. 認知症介助士の合格者が認知症ケア専門士を目指す場合の優位性は?


Q3. 介護福祉士+認知症ケア専門士のW取得は意味ありますか?


Q4. 認知症介助士は履歴書に書ける資格ですか?


Q5. 認知症ケア専門士の更新研修は大変ですか?


まとめ:目的に応じて段階的に取得するのが正解


認知症介助士は受験要件なし・29,000円・3か月の入門資格として、家族介護や接客業に適しています。
認知症ケア専門士は実務経験3年以上・5万円超・1年の上位資格として、介護のプロのキャリアアップに最適です。
多くの方にとってはまず認知症介助士から始めるのが現実的で正解の選択です。
実務経験を積みながら段階的に認知症ケア専門士へステップアップするのが王道キャリアパスとなります。
迷ったら認知症介助士からスタートし、ユーキャン通信講座で確実に合格を目指しましょう。
迷ったら認知症介助士から。29,000円・3か月・在宅試験・合格率約90%という条件で、入門資格として最適な投資です。実務経験を積みながら将来的に認知症ケア専門士を目指すキャリアパスが王道となります。
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