🎯 結論(先に要点)
第39回社会福祉士国家試験(2027年2月7日)の自己採点を完全マニュアル化。129点満点・6科目群すべてで得点という合格基準、直近2回の基準点(第37回62点・第38回50点)、自己採点3ステップ、解答速報の使い分け、点数別の判定、合格発表2027年3月9日までの過ごし方を介護福祉士・社会福祉士の有資格者が解説します。
| 受験申込の受付 | 2026年9月3日(木)9時30分 〜 2026年10月2日(金)23時59分59秒 |
|---|---|
| 受験票の発送 | 2026年12月11日(金) |
| 試験日 | 2027年2月7日(日) 午前 10時00分〜12時20分(共通科目84問)/午後 14時10分〜15時35分(専門科目45問) |
| 合格発表 | 2027年3月9日(火) 試験センターのホームページに合格者の受験番号を掲載 |
| 結果通知の発送 | 2027年3月12日(金) |
出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回社会福祉士国家試験」。精神保健福祉士(第29回)を同時に受験する場合は、共通する7試験地で2月6日(土)・7日(日)の2日間の受験になります。


- 社福試験の合格基準点はどう決まる?
- 自己採点の具体的な手順を知りたい
- ボーダー時の判断基準は?
- 不合格濃厚と判定されたらどう動く?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
本記事は社会福祉士の取得経験と公表資料を踏まえ、本音で執筆しています。
よくある質問
Q1. 社会福祉士試験の自己採点はどうやりますか?
A. 各社が試験当日に公開する解答速報と、問題用紙に控えた自分の解答を照合して正答数を集計します。
Q2. 合格基準は?
A. 129点満点で総得点の60%程度を難易度補正した点数以上、かつ6科目群すべてで得点が必要です。第37回は62点、第38回は50点でした。
Q3. 自己採点の注意点は?
A. 6科目群のうち1つでも0点があると不合格になるため、群ごとに得点を確認します。
Q4. ボーダー付近の場合は?
A. 第39回の合格発表は2027年3月9日です。基準点は試験後に決まるため、それまで結果は確定しません。
🎯 この記事でわかること
- 第39回の日程と129点満点・6科目群の合格基準
- 当日中に合否判定する自己採点の3ステップ
- 解答速報3社の特徴と使い分け
- ボーダーライン点数別の判定と対応
- 合格濃厚・ボーダー・不合格濃厚それぞれの過ごし方
- 不合格時のリベンジ12ヶ月計画
社福国試の合格基準を正しく理解する

社会福祉士国家試験の合格基準は、試験センターが2つの条件として公表しています。
1つ目が総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上であること。
2つ目が6科目群すべてで得点があったことです。
ここで先に確認してほしいのが、満点そのものが変わっているという点です。
第36回までは150点満点でしたが、第37回以降は129点満点になりました。
古い記事やSNSには、いまも「150点満点」「90点が基準」という数字が残っています。
自己採点でこの数字を使うと、合否の見立てが大きくずれます。


配点は1問1点で総得点129点満点
試験センターは配点を「1問1点の129点満点」と明記しています。
内訳は午前の共通科目が84問、午後の専門科目が45問です。
精神保健福祉士の登録者が共通科目の免除を受けて受験する場合は、専門科目だけの45点満点になります。
出題形式は五肢択一を基本とする多肢選択形式で、総試験時間は225分です。
自己採点をする前に、自分がどちらの満点で受けたのかを必ず確かめてください。
もう一つの条件は6科目群すべてで得点すること
総得点が基準を超えていても、得点が0の科目群が1つでもあれば不合格になります。
この科目群は6つです。19科目を6つのグループにまとめたものと考えてください。
| 科目群 | 含まれる科目 |
|---|---|
| ① | 医学概論/心理学と心理的支援/社会学と社会システム |
| ② | 社会福祉の原理と政策/社会保障/権利擁護を支える法制度 |
| ③ | 地域福祉と包括的支援体制/障害者福祉/刑事司法と福祉 |
| ④ | ソーシャルワークの基盤と専門職/ソーシャルワークの理論と方法/社会福祉調査の基礎 |
| ⑤ | 高齢者福祉/児童・家庭福祉/貧困に対する支援/保健医療と福祉 |
| ⑥ | ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)/ソーシャルワークの理論と方法(専門)/福祉サービスの組織と経営 |
出典:社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験 合格基準」。共通科目の免除を受けた受験者は⑤と⑥の2科目群が対象です。
第36回までは18科目群でしたが、第37回から6科目群に統合されました。
科目単位ではなくグループ単位で見るため、1科目が0点でも同じ群の別科目で得点していれば条件は満たします。
それでも苦手分野を丸ごと捨てるのは危険です。1つの群は3〜4科目しかありません。
直近2回の合格基準点は62点と50点
「60%程度を基準に難易度で補正」と書かれているとおり、実際の基準点は年によって動きます。
第37回は129点満点中62点、第38回は129点満点中50点でした。
どちらも60%にあたる約78点を下回っています。補正が実際に大きく効いているということです。
| 回(試験年) | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 合格基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 第34回(2022年) | 34,563人 | 10,742人 | 31.1% | 150点満点 |
| 第35回(2023年) | 36,974人 | 16,338人 | 44.2% | 150点中90点 |
| 第36回(2024年) | 34,539人 | 20,050人 | 58.1% | 150点中90点 |
| 第37回(2025年) | 27,616人 | 15,561人 | 56.3% | 129点中62点 |
| 第38回(2026年) | 25,430人 | 15,438人 | 60.7% | 129点中50点 |
出典:厚生労働省「社会福祉士国家試験合格発表」各回および「社会福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移」。第34回の合格基準点は本稿では確認していないため、満点のみ記載しています。
合格率は第35回以降、44.2%→58.1%→56.3%→60.7%と推移しています。
第34回までの30%前後という数字は、すでに直近5年の実態とは離れています。
ただし合格率が上がったからといって、自己採点の判断を甘くしてよいわけではありません。
基準点は毎回、試験が終わってから決まります。自己採点の時点では確定しません。
129点満点・総得点60%程度を難易度で補正・6科目群すべてで得点の3つ。直近の基準点は第37回62点、第38回50点です。
📥 試験までの練習には、試験センターが公開している第36〜38回の過去問が使えます。社会福祉士の過去問を無料でダウンロード|公式PDFと使い方
自己採点の3ステップを丁寧に進める

自己採点を正確に行うには、問題用紙メモ→解答速報照合→正答数集計の3ステップを順序良く進めることが大切です。当日中に完了させれば、その日の夜には合否の見当がつきます。
STEP1は試験中の解答メモを活用します。試験中、問題用紙の各設問に自分が選択した番号を○で囲んでおく。これがマークシートと完全一致していれば、自己採点の精度が劇的に上がります。試験終了後は問題用紙を持ち帰り、机の上で広げて確認しましょう。
STEP2は解答速報との照合です。試験当日の夕方から、中央法規・ユーキャン・けあサポなどの大手スクールが解答速報をWebで公開します。1社だけだと修正のリスクがあるため、運営元の違う2社以上で照合するのが基本です。
STEP3は正答数の集計と6科目群のチェックです。総正答数を計算した後、6科目群すべてで得点しているかを確認。エクセルや手書きの表で「科目名×正答数」を一覧化し、0点科目を色分けで強調します。これで総得点だけでなく科目群の合否要件も一目で把握できます。
STEP1
自己採点の精度を上げる最大のコツは、試験中に問題用紙へ解答メモを残すことです。各設問の選択した番号を○で囲むだけの単純な作業ですが、効果は絶大です。
マークシートと完全一致させて記入すれば、100%正確な自己採点が可能になります。逆にこのメモがないと、記憶だけに頼る不確実な採点になってしまいます。
試験終了後は問題用紙を必ず持ち帰ります。会場によっては問題用紙を回収するケースもあるため、スマホで問題用紙を撮影しておくのが安全です。万が一のロスト対策にもなります。
STEP2
当日18時以降に各社の解答速報がWebで公開されます。1社だけでなく必ず3社以上で照合することが鉄則です。後日修正される可能性もあるためです。
具体的には、中央法規・ユーキャン・けあサポの3社サイトを開き、各設問の正解番号を確認します。PDFダウンロードできる場合は印刷した方が照合作業が効率的です。
複数社で一致した解答は、その時点での確からしさが高いと判断できます。1社のみの解答は正答と異なる可能性があるため、複数社一致を優先して採点しましょう。
STEP3
総正答数を計算したら、次は6科目群すべてで得点しているかを確認します。エクセルや手書きの表で「科目名×正答数」を一覧化するのが効率的です。
0点科目があれば総得点に関わらず即不合格判定になります。色分けで0点科目を強調すると、ミスを防げます。
視覚化することで、自分の弱点科目も把握できます。リベンジ時の対策としても活用できる重要な作業です。
問題用紙メモ→3社速報照合→集計+科目チェックの3段階で当日中に正確な自己採点が完了します。
解答速報3社の特徴と使い分け

社福試験の解答速報を提供する大手は中央法規・ユーキャン・けあサポの3社です。それぞれ特徴が異なるため、複数を併用することで精度が上がります。
中央法規は社福試験対策の老舗で、当日18時公開と最速で、解答に法令条文の引用も含まれており専門性が高い。「公式に近い情報源」として安心感があります。
ユーキャンは当日19時公開。初学者にも分かりやすい解説スタイルが好評で、「なぜこの選択肢が正解か」を丁寧に説明します。受講生にとって馴染みのあるスクールでもあるため、活用価値が高いです。
けあサポは当日20時公開。中央法規系列で品質も安定しています。3社の中ではやや遅めですが、信頼性の高さは折り紙付きです。
注意点として、速報はあくまで暫定解答です。正答を公表するのは試験センターで、第39回は合格発表と同じ2027年3月9日の予定です。それまでは速報と正答が食い違う可能性が残ります。複数社で一致した解答はある程度信頼できますが、1社のみの解答は正答と異なることがある点を覚えておきましょう。
| 速報サイト | 公開時刻 | 特徴 |
|---|---|---|
| 中央法規 | 当日18時 | 最速・専門性高 |
| ユーキャン | 当日19時 | 解説豊富・初学者向け |
| けあサポ | 当日20時 | 中央法規系列・安定 |
中央法規→ユーキャン→けあサポのように運営元の違う速報を併用し、解答が割れた問題に印を付けておくと、集計の精度が上がります。
ボーダーライン点数別の判定と対応

自己採点が終わったら、点数から今後の動き方を決めます。
ここで基準にするのは直近2回の実際の合格基準点です。
第37回が129点中62点、第38回が129点中50点でした。
どちらも60%にあたる約78点より低く、年による開きも12点ありました。
つまり自己採点の点数だけで合否は確定しません。あくまで見立てとして使ってください。


| 自己採点(129点満点) | 直近2回の基準点との関係 | とるべき行動 |
|---|---|---|
| 78点以上 | 補正前の60%を上回る | 6科目群を確認のうえ、就職・転職の準備を始める |
| 62〜77点 | 第37回・第38回の基準点をどちらも上回る | 6科目群を確認し、発表を待つ |
| 50〜61点 | 第38回なら上回るが第37回には届かない | 結果が割れる帯。学習を止めずに発表を待つ |
| 50点未満 | 直近2回のどちらの基準点にも届かない | 休養をとってから次回の計画を立てる |
※ この区分は第37回・第38回の合格基準点(厚生労働省公表)から逆算した目安です。第39回の基準点は2027年3月9日の合格発表まで公表されません。
78点以上なら総得点はまず問題ない
78点は129点の60%にあたります。
難易度による補正は、直近2回とも下方向に働きました。
そのため78点以上であれば、総得点の条件はまず満たしていると考えて差し支えありません。
ただし6科目群すべてで得点しているかの確認だけは必ず行ってください。
総得点が足りていても、0点の群が1つあれば不合格になります。
50〜77点は年度の補正しだいで割れる
この帯がいちばん判断に困ります。
第38回の基準点50点で見れば合格、第37回の62点で見れば60点は不合格です。
基準点は、受験者全体の得点分布と問題の難易度をふまえて後から決まります。
自己採点の段階で結論は出せないので、発表までは学習を完全には止めないのが現実的です。
速報で解答が割れた問題があるなら、正解とした場合・不正解とした場合の2通りを出しておきましょう。
50点未満でも先に6科目群を確認する
直近2回のどちらの基準点にも届いていない点数です。
それでも、まず科目群ごとの得点を書き出してください。
総得点が伸びない原因が特定の群に偏っているのか、全体に薄いのかで次の対策が変わります。
偏っている場合は、その群の3〜4科目を軸に立て直せば得点は動きます。
全体に薄い場合は、学習量そのものを見直す必要があります。
いずれにしても、結果が確定するのは2027年3月9日です。まず休養をとってから動き出しても遅くありません。
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合格発表は2027年3月9日ですが、生活相談員や支援相談員といった福祉職の求人が動くのは2月から3月です。4月入職の枠を狙うなら、発表を待ってからでは間に合わないことがあります。介護・福祉に特化した求人サイト「かいご畑」は無料の相談だけでも利用でき、資格取得を前提とした求人の相談もできます。結果が出る前に、どんな求人が出ているかだけ見ておくと動きやすくなります。
※ 取り扱う求人や制度の条件は地域・時期によって異なります。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
78点以上=総得点はほぼ安全・50〜77点=年度しだい・50点未満=次回の計画へ。どの帯でも、先に6科目群の得点を確認してください。
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社会福祉士講座の合格実績と教材を確認する
社会福祉士国家試験は19科目と範囲が広く、独学では優先順位づけが難しい試験です。アガルートの講座は出題頻度に応じた学習順序を示しています。
合格発表まで1ヶ月の有意義な過ごし方

自己採点後、3月の合格発表まで約1ヶ月。この期間をどう過ごすかは、点数によって大きく変わります。属性別に最適な過ごし方を解説します。
合格濃厚な人は就職活動と未来の準備に時間を充てましょう。MSW・地域包括の求人を見て、4月入職枠を確保することが優先。社福資格を活かしたキャリアプラン策定と、必要書類の準備も並行して進めます。
ボーダー判定の人は学習継続が精神安定の鍵です。「もし不合格だったら」と考えるより、「合格を信じて次の準備をする」姿勢が大切。過去問演習を続けつつ、4月以降の生活設計も並行して考えましょう。
不合格濃厚な人は1ヶ月の完全休養が最優先。テキストを段ボールに片付け、勉強から離れて気持ちをリセットします。家族との時間、趣味、運動、読書など、人生を豊かにする活動に時間を使いましょう。
共通して避けるべきはSNSの過度な利用です。他人の合格報告や進捗投稿を見ると、不安が増幅します。発表まではSNS制限を意識し、自分のペースで過ごすのが賢明です。
合格濃厚=就活・ボーダー=学習継続・不合格濃厚=休養。点数別に行動を切り替えましょう。
不合格濃厚と判定された場合の動き方

不合格濃厚と判定されても、決して諦める必要はありません。社福試験は一度の不合格で終わりではありません。敗因分析+対策で十分に合格圏に届きます。次回受験に向けた12ヶ月の動き方を解説します。
最初の3ヶ月は完全休養と敗因分析。1ヶ月は完全に勉強を忘れて休み、その後の2ヶ月で点数開示請求を行い、各科目の正答数を客観分析します。社会福祉振興・試験センターに郵送400円で請求すれば、約1ヶ月で結果が届きます。
4〜6ヶ月目は基礎の再構築と弱点克服です。点数開示で判明した弱点科目を集中的に学習。6科目群のうち0点の群があった場合は、その科目の頻出キーワード10語暗記から始めます。
7〜9ヶ月目は過去問徹底演習。過去5年分3周(1350問)を完走するのが目標です。このペースで取り組めば、本試験の正答率が65%→75%に底上げされます。
最後の3ヶ月は直前期の総仕上げ。本番形式の模試+頻出キーワード300語暗記で仕上げます。前年と同じテキストを使い続けるのではなく、新版テキストに切り替えるのも有効です。
休養3ヶ月→基礎4ヶ月→過去問3ヶ月→直前2ヶ月の12ヶ月計画でリベンジ合格率は高水準。
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社福国試の自己採点まとめ

社会福祉士国家試験の合格基準は129点満点・総得点60%程度を難易度で補正+6科目群すべてで得点の二重要件です。総得点が基準を超えていても、0点の科目群が1つあれば不合格になります。
自己採点は問題用紙メモ→3社速報照合→集計+科目チェックの3ステップで当日中に完了します。運営元の違う解答速報を併用すれば、当日のうちに見立てを立てられます。
点数別のアクションは78点以上=総得点はほぼ安全・50〜77点=年度しだい・50点未満=次回の計画へ。1点の重みを理解し、慎重に行動を決めることが大切です。
不合格濃厚でも諦める必要はありません。リベンジ合格率は高水準と高く、12ヶ月計画(休養→基礎→過去問→直前)で十分に合格圏に届きます。
介護福祉士・社会福祉士の有資格者として言えるのは、「自己採点で次の動きを決める」のが社福合格者の流儀です。冷静な判断力で、次のステージへ進みましょう。
介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
公表資料をもとに、医療・介護資格情報を発信中。

