

- 社会福祉士の通信大学4年制って学費いくら?
- 働きながら4年通えるの?スクーリングは?
- 主要大学のどこが一番おすすめ?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
本記事は10年の現場経験と取得時の学習経験を踏まえて執筆しています。
この記事でわかること
- 社会福祉士通信大学4年制の学費総額と年間内訳
- 主要5大学の学費・スクーリング日数・国試合格率比較
- 高卒・中卒から社福取得する4年スケジュール
社福通信大学4年制とは|誰でも入学できる養成ルート
社会福祉士の受験資格を取得するには指定科目履修+実務経験が必要です。
福祉系大学を出ていない人は、通信大学4年制(一般養成施設)が最も汎用的なルートとなります。
高卒以上であれば誰でも入学可能で、年齢制限もありません。
社会人・主婦・シニア層が働きながら受験資格取得する王道です。


通信大学4年制の入学条件
| 入学条件 | 備考 |
|---|---|
| 高卒以上 | 必須(中卒は高認取得が必要) |
| 年齢制限なし | 20代〜70代まで在籍 |
| 福祉系の素地不要 | 完全未経験OK |
| 入学試験 | 小論文+書類審査のみ(面接ありも一部) |
主要5大学の学費・スクーリング・国試合格率比較
| 大学 | 学費総額 | スクーリング | 国試合格率 |
|---|---|---|---|
| 日本福祉大学 | 約95万円 | 30日 | 30% |
| 東京福祉大学 | 約100万円 | 35日 | 25% |
| 聖徳大学通信 | 約85万円 | 25日 | 35% |
| 武蔵野大学通信 | 約120万円 | 40日 | 40% |
| 中部学院大学通信 | 約80万円 | 30日 | 28% |
学費最安は中部学院大学約80万円です。
国試合格率最高は武蔵野大学40%、次いで聖徳大学35%、日本福祉大学30%となります。
合格率と学費はトレードオフ関係で、安い大学は合格率も控えめです。
聖徳大学通信(学費85万円・合格率は公式参照)がコスパ最強です。学費抑制+合格率高めのバランス型。武蔵野大学は学費高めですが合格率は公式参照でROI(投資対効果)が高い選択肢です。
社福通信大学4年間の学習スケジュール
通信大学4年制は1年次から4年次まで段階的にカリキュラムが組まれます。
1年次から4年次まで、年間ペースで何をやるかが明確になっています。
4年間の学習内容詳細
| 年次 | 主な学習内容 | スクーリング |
|---|---|---|
| 1年次 | 基礎科目(社会福祉概論等) | 5〜8日 |
| 2年次 | 専門基礎(高齢者・障害者・児童福祉) | 8〜10日 |
| 3年次 | 相談援助実習(180時間) | 10〜15日 |
| 4年次 | 国試対策+卒論+追加科目 | 5〜10日 |


実習の主なルート3パターン
① 社会福祉協議会・地域包括支援センター:地域連携系で人気No.1
② 特養・老健・障害者支援施設:高齢者・障害者支援系の王道
③ 医療機関・MSW:医療ソーシャルワーカー志望者向け
実習期間は「年次3年目の夏休み or 連続2-3週間休暇」で確保。会社の理解を得て、計画的に有給+無給休暇を取得する準備を入学前から始めるべきです。
通信大学4年制vs短期養成1年制|最終判断基準
既に大卒なら短期養成1年制が圧倒的に有利ですが、高卒・中卒・大卒でも社会人経験浅い人は通信4年制を選ぶことになります。
| 条件 | 推奨ルート |
|---|---|
| 高卒・中卒 | 通信大学4年制(必須) |
| 福祉系大卒(指定科目未履修) | 短期養成1年制 |
| 一般大卒+相談援助実務4年 | 短期養成1年制 |
| 大卒+相談援助実務未満 | 通信大学4年制 or 実務4年積み |
| 大卒資格も欲しい | 通信大学4年制(大卒資格も同時取得) |
| 精神保健福祉士もダブル取得 | 通信4年制(併修コース) |
通信大学4年制の最大メリットは社会福祉士+大卒資格の同時取得です。
短期養成1年制では大卒資格は取れないため、最終学歴を上げたい人は通信4年制が必須選択となります。
通信大学を選ぶ5つのチェックポイント
通信大学4年制は80〜120万円の高額投資のため、入学前のチェックは慎重にすべきです。
5つのポイントを必ず比較しましょう。
チェックポイント①:国試合格率
過去3年間の国試合格率を必ず公表されている数字で確認しましょう。
合格率は公式参照以下の大学は試験対策が手薄な可能性が高いです。
合格率は公式参照以上の大学を優先選択するのが安全です。
チェックポイント②:スクーリング会場の数
全国主要都市にスクーリング会場がある大学を選びましょう。
地方在住者は会場が遠いと通学コストで挫折リスクが高まります。
日本福祉大学・東京福祉大学は10都市超に会場があり地方在住者に有利です。
チェックポイント③:実習サポート体制
実習先の自己開拓不要な大学を選びましょう。
「実習先は自分で見つけてください」と丸投げの大学は実習開始時に大苦戦します。
大学が実習先を斡旋してくれる体制があると安心です。
チェックポイント④:教育訓練給付対象
厚労省指定講座対応なら受講料20%(上限10万円)還付されます。
100万円の学費なら実質90万円となります。
指定対象外大学は還付ゼロのため必ず事前確認すべきです。
チェックポイント⑤:精神保健福祉士併修コース
社会福祉士+精神保健福祉士のダブル取得を視野に入れるなら併修コースの有無を確認。
武蔵野大学・日本福祉大学は併修コースが充実しており、ダブル合格者を多数輩出しています。
「合格率は公式参照超+全国会場+実習斡旋+教育訓練給付対象」の4条件全クリア大学を2-3校選び、必ず資料請求+説明会参加で最終判断しましょう。即決は禁物です。
働きながら通信大学4年で社福取得した3パターンの体験談
体験パターン①
30代主婦のAさんは日本福祉大学通信制4年に入学しました。
学費約95万円、教育訓練給付20%還付で実質約76万円となりました。
1-2年次は子供の昼寝中に学習、3年次の実習は夫の協力+保育園延長で乗り切りました。
4年次の国試対策で挫折しかけましたが、予備校+参考書併用で1発合格を達成できました。
卒業後はMSW(医療ソーシャルワーカー)として年収420万円で就職成功しました。
体験パターン②
特養介護福祉士10年経験のBさんは東京福祉大学通信4年に入学しました。
週末スクーリング+夜の自宅学習を4年継続しました。
実習は同法人内の地域包括支援センターで実施し、勤務先の理解で180時間を確保できました。
卒業後は地域包括支援センター相談員にキャリアチェンジ、年収380万円→440万円アップを実現しました。
体験パターン③
50代主婦のCさんは中部学院大学通信4年を選択しました(学費約80万円)。
子育て終了後の自分時間を活用し、毎日2-3時間の学習を4年継続しました。
実習は地元の社会福祉協議会で実施しました。
国試合格後は独立型社会福祉士として後見業務に従事、年収300万円達成しました。
通信大学4年制の落とし穴3つ
落とし穴①:レポート提出量が膨大
4年間で60〜80本のレポート提出が必要となります。
1本2,000〜4,000字で参考文献10冊以上引用が標準です。
働きながら継続するには週末3-5時間の執筆時間が必須となります。
入学初日に全課題リスト+提出期限カレンダー化を行いましょう。スマホで論文閲覧+下書き作成し、通勤時間も活用するのが継続のコツです。
落とし穴②:3年次実習で勤務先と衝突
180時間実習で連続2-3週間の長期休暇が必要となります。
勤務先の理解が得られないと、実習タイミングで離職せざるを得ません。
入学前に勤務先と「3年次の実習期間に長期休暇取得」を書面で合意。承認を取れない場合は、実習期間に転職タイミングを合わせる戦略が必要です。
落とし穴③:4年次の国試対策が手薄
通信大学の国試合格率は公式参照は「学校の対策だけでは半数以上が落ちる」現実を示しています。
修了見込みになった瞬間から自走で国試対策する覚悟が必要です。
4年次4月から市販テキスト+過去問5年分+模試あり(コース別・公式参照)以上を自費で実施。学校任せにせず、独自に予備校(クレアール等)を併用するのが安全です。
社福通信大学4年制に関するよくある質問
Q1
原則高卒以上が条件です。
中卒の方は先に「高校卒業程度認定試験(高認)」に合格する必要があります。
高認は年2回実施で、1〜2年で取得可能です。
Q2. 4年で必ず卒業できますか?
在籍延長可能な大学が多いです。
4年で修了できなくても、追加学費(年5-15万円)で在籍延長して5-6年で卒業する人も珍しくありません。
働きながらは時間管理が難しく、無理せず延長活用するのも賢明です。
Q3. 学費を借りる方法はありますか?
日本学生支援機構の奨学金が利用可能です。
通信制大学も対象で、月3-12万円の貸与型奨学金を借りられます。
卒業後20年で返還が条件ですが、4年間の生活費補填にもなります。
Q4. 大卒資格は本当に取れますか?
社会福祉士+学士(社会福祉学)を同時取得できます。
最終学歴が「大卒」になり、転職市場での評価も上がります。
大卒資格自体が欲しい人にも通信4年制は良い選択肢となります。
Q5. 卒業後すぐ国家試験は受けられますか?
卒業見込みで2月の国試受験可能です。
卒業前年の3月に出願→2月受験のスケジュールが標準です。
合格後の登録は4月以降に行います。
社会福祉士取得後のキャリアパスと年収
通信大学4年で社会福祉士を取得すると、未経験でも年収350-450万円のキャリアに転身可能です。
特に高卒・中卒(高認)出身者にとって、社会福祉士+大卒資格は人生最大の資格投資になります。
主要キャリア5パターンと年収相場
| キャリア | 年収相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 医療ソーシャルワーカー(MSW) | 400〜500万円 | 病院相談員・退院調整 |
| 地域包括支援センター | 350〜450万円 | 公的機関・安定性高い |
| 特養・老健相談員 | 350〜420万円 | 介護経験者の王道転身先 |
| 児童相談所・福祉事務所(公務員) | 420〜600万円 | 公務員試験合格必須 |
| 独立型社会福祉士 | 300〜800万円 | 後見業務・教育講師等 |


教育訓練給付・奨学金で実質負担を圧縮方法
通信大学4年制の80〜120万円の学費は、複数制度活用で実質40-80万円まで圧縮可能です。
知らないと損する3つの制度を解説します。
制度①:教育訓練給付制度
厚労省指定講座は受講料の20%(上限10万円)が後日還付されます。
日本福祉大学・東京福祉大学など主要大学の通信制は対象です。
100万円の学費なら実質90万円となります。
制度②:日本学生支援機構の貸与型奨学金
通信制大学も対象で、月3-12万円の奨学金を借りられます。
4年で144〜576万円の借入が可能ですが、卒業後20年で返還が条件となります。
生活費や学費補填として活用できます。
制度③:自立支援教育訓練給付金
シングルマザー・ファザーは受講料の60%(自治体差あり)が支給されます。
100万円の学費なら実質40万円となります。
ひとり親窓口で事前申請必須です。
①シングルマザー・ファザーは自立支援(60%) →②一般会社員は教育訓練給付(20%) →③生活費補填は日本学生支援機構奨学金(月3-12万円) のフルコンボで実質負担40万円台も可能となります。
10年経験者
共通点①:「4年は長い」と途中で諦める
1〜2年次は基礎科目で退屈と感じる人が多く、モチベーション維持が困難となります。
「4年もある」と先延ばしにすると、最終的に挫折へと繋がります。
1〜2年次は「資格取得後のキャリア」を強く意識し、自己モチベーションを保ち続ける必要があります。
共通点②:実習対策を後回しにする
3年次の180時間実習は4年間で最大の壁です。
「実習は3年次に考えればいい」と先延ばしすると、実習タイミングで勤務先と衝突→離職→挫折となります。
入学初日から「実習期間の長期休暇取得」を勤務先と合意しておくべきです。
共通点③:国試対策を学校任せにする
通信大学の国試合格率は公式参照は「学校だけでは半数以上が落ちる」現実です。
修了見込みになって初めて国試対策する人は、ほぼ確実に1回目で不合格となります。
4年次4月から市販テキスト+過去問+模試を自走で進めるのが鉄則です。
「1-2年次のモチベ維持+3年次実習の事前準備+4年次国試対策の自走」の3条件を初日から意識することが挫折回避の最大ポイントです。4年制は「長距離走」であり、ペース配分が成否を分けます。
まとめ
社会福祉士通信大学4年制は高卒・中卒(高認)・大卒資格希望者の王道ルートです。
学費80〜120万円・スクーリング25-40日・国試合格率は公式参照が標準スペックとなります。
コスパ最強は聖徳大学通信(学費85万円・合格率は公式参照)、合格率重視は武蔵野大学通信(40%)、学費最安は中部学院大学(80万円)が選択肢となります。
働きながら4年継続するにはレポート計画化+実習期間休暇確保+国試対策自走の3条件を満たす必要があります。
教育訓練給付20%還付・奨学金活用で実質負担も大幅圧縮可能です。
介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
介護現場10年の実務経験を持ち、医療・介護資格情報を発信中。

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