- 残り1週間でやるべきこと7つを知りたい
- 新しい問題集に手を出すべき?
- 当日のコンディション作りはどうする?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。試験直前期の受験生支援を多数担当した経験から、最後の1週間で合格率を伸ばす実践策を解説します。
🎯 この記事でわかること
- 直前1週間で得点を伸ばす7つの行動
- 絶対にやってはいけないNG行動3つ
- 当日朝〜試験開始までの動き方
直前1週間でやるべきこと7つ
残り1週間は新規学習ではなく「これまでの定着確認と総点検」に充てます。次の7つを順番に進めましょう。
1. 模試・過去問の間違えた問題のみ再確認
過去問・模試で間違えた問題だけをピックアップし、なぜ間違えたかを言語化します。正答率の低い問題を3周するだけでも本番の取りこぼしを減らせます。
新しい問題集に手を出すと「知らない論点」が見えて不安になります。直前期は既習教材の徹底反復が鉄則です。
2. 頻出13科目の総まとめノートを作成
13科目それぞれを1ページずつにまとめた総まとめノートを作ります。試験会場でも持ち運べるサイズが便利です。当日朝の最終確認用に活用できます。
3. 制度系の数字を一覧化
介護保険の自己負担割合・要介護認定の有効期間・地域包括支援センターの設置主体など、数字が絡む論点は混乱しやすいので一覧化して暗記し直します。
4. 苦手科目をピンポイント補強
13科目のうち最も得点が低い1〜2科目に絞り、頻出論点だけを再確認。広く薄くより、苦手1科目を3点伸ばす方が合格に近づきます。
5. 過去問1年分を時間を計って解く
本番1週間前に過去問1年分を時間を計って解きます。合格基準点クリアを確認するとともに、時間配分の感覚を本番モードに整えます。
6. 試験会場までのアクセス確認
会場までの交通機関・所要時間・最寄駅からの徒歩経路を必ず確認。可能なら下見をしておくと当日の不安がなくなります。
7. 持ち物リストを作成し前日に準備
受験票・身分証明書・筆記用具・時計・お弁当・上着など持ち物リストを作成。前日朝までに鞄に詰めておきます。
絶対にやってはいけないNG行動3つ
NG1. 新しい問題集や参考書に手を出す
知らない論点が出てきて自信を失います。直前期はこれまでの教材だけを信じて反復します。
NG2. 徹夜・睡眠時間を削る
睡眠不足は集中力と判断力を大幅に低下させます。1日6時間以上は確保し、生活リズムを試験当日に合わせます。
NG3. SNSで他受験生の進捗を見続ける
「自分より進んでいる人」を見ると焦って空回りします。直前期はSNS断ちが効果的です。
体調管理5つの基本ルール
知識があっても体調が崩れれば本番で力を発揮できません。次の5ルールを守りましょう。
ルール1. 試験1週間前から生活リズムを試験当日仕様に
当日の起床時刻に合わせて1週間前から起床。脳が朝型に切り替わるまで4〜5日かかります。
ルール2. 食事は普段通り・暴飲暴食NG
胃腸の不調は集中を奪います。揚げ物・生もの・新しい店は避けます。
ルール3. 入浴で体を温め深い睡眠を
就寝90分前に40度の湯船に15分。深部体温が下がるタイミングで寝つきが良くなります。
ルール4. カフェイン・アルコールを控える
覚醒物質は睡眠の質を下げます。試験3日前からは緑茶・コーヒーも午前中までに切り上げます。
ルール5. 軽い運動でストレス発散
15分の散歩で良いので毎日体を動かします。脳の血流が改善し記憶定着にもプラスです。
頻出13科目の最終確認ポイント
13科目それぞれの「直前で確認すべき頻出論点」を簡潔にまとめます。
人間の尊厳と自立・人間関係とコミュニケーション
バイステックの7原則・自己決定の尊重・受容と共感の違いを整理。
社会の理解
介護保険の被保険者区分・要介護認定の流れ・自己負担割合(1〜3割)を再確認。
こころとからだのしくみ・発達と老化の理解
各臓器の老化変化・廃用症候群・誤嚥のメカニズムを整理。
認知症の理解
四大認知症(アルツハイマー・血管性・レビー小体・前頭側頭型)の特徴比較を最終確認。
障害の理解・医療的ケア
身体障害・知的障害・精神障害の特性、喀痰吸引と経管栄養の手順を再確認。
介護の基本・コミュニケーション技術・生活支援技術・介護過程
ICF・ノーマライゼーション・各介助の手順とリスクを整理。総合問題で頻出。
13科目すべてに「群」がある場合、各群1問は得点が必須。捨て科目を作らないこと。
本番当日の動き方タイムライン
当日朝〜試験開始までの理想的な動き方をタイムラインで整理します。
起床〜出発(2時間半前まで)
普段通りの朝食を軽めに。バナナ・おにぎりなど消化に優しいものが安心です。
移動中(電車・バス)
総まとめノートの「直前確認ページ」だけを見ます。新しい論点には手を付けません。
会場到着(1時間前)
会場の場所・座席・トイレ位置を確認。受験票・身分証・筆記用具が手元にあるか再確認します。
試験開始30分前〜直前
深呼吸を5回。「自分はこれだけ準備してきた」と自己暗示を入れます。
体験談3パターン:直前1週間で逆転合格した受験生
体験パターン①:30代Pさん(模試30点台→本番82点で合格)
体験パターン②:40代Qさん(共通科目苦手→補強で5点上乗せ)
体験パターン③:50代Rさん(2回目挑戦で合格)
当日のマインドセット5つ
1. 「合格点を取れば良い」と割り切る
満点は不要。合格基準点(おおむね6割)を取る意識で臨めば気持ちが楽になります。
2. わからない問題は飛ばして後で戻る
難問に時間を使うと取れる問題を落とします。1問1分以上かかる問題は一度飛ばして次へ。
3. マークミスのチェックを最後5分で
解答終了5分前は必ずマークシートの番号ズレを確認。1段ズレで一気に大量失点します。
4. 周りの受験生は気にしない
早く解いている人、ため息をつく人、誰も気にしません。自分の問題だけに集中します。
5. 体調不良なら無理しない
当日体調が崩れたら試験官に申し出ます。会場には救護スタッフも配置されています。
科目別:直前1週間の最終確認ポイント徹底解説
13科目を「人間と社会」「介護」「こころとからだ」「医療的ケア」「総合問題」の5領域に分類し、それぞれの最終確認ポイントを詳しく解説します。
領域1:人間と社会(人間の尊厳と自立・人間関係とコミュニケーション・社会の理解)
頻出論点はバイステックの7原則・自己決定の尊重・受容と共感の違い。社会の理解では介護保険制度の3層構造(被保険者・保険者・サービス事業者)と財源構成(公費50%・保険料50%)を最終確認します。
地域包括ケアシステムの5要素(医療・介護・予防・住まい・生活支援)も近年の頻出。要介護認定の流れ(申請→認定調査→主治医意見書→一次判定→二次判定→認定)を時系列で答えられるようにしておきましょう。
介護保険の自己負担割合(原則1割・所得により2〜3割)、要介護認定の有効期間(新規6ヶ月、更新12ヶ月、特例で48ヶ月まで延長可能)など数字系は混乱しやすいので一覧化を。
領域2:介護(介護の基本・コミュニケーション技術・生活支援技術・介護過程)
ICF(国際生活機能分類)の3要素「心身機能・身体構造」「活動」「参加」と背景因子(環境因子・個人因子)の関係性は必修論点。ノーマライゼーション・QOLとADLの違いも頻出します。
生活支援技術は移乗・食事・排泄・入浴・更衣の5つの基本介助それぞれで、利用者の残存機能を活かす視点が問われます。介護過程はアセスメント→計画立案→実施→モニタリング→再アセスメントのPDCAを正確に説明できるかが鍵。
領域3:こころとからだのしくみ・発達と老化の理解
各臓器の老化変化(視覚・聴覚・嚥下・呼吸・循環・消化・排泄・皮膚・運動・神経)と、廃用症候群の代表症状(筋萎縮・関節拘縮・骨萎縮・心肺機能低下・うつ・認知機能低下)は必須暗記事項。
誤嚥のメカニズムと予防(食前のアイスマッサージ・とろみ調整・座位保持・口腔ケア)、低栄養のサイン(BMI18.5未満・血清アルブミン値低下・体重減少率)も近年頻出です。
領域4:認知症の理解・障害の理解・医療的ケア
四大認知症の比較表は当日朝の最終確認の定番。アルツハイマー型(海馬萎縮・記憶障害・進行性)、血管性(脳卒中後・段階性悪化・部分症状)、レビー小体型(幻視・パーキンソン症状・意識変動)、前頭側頭型(人格変化・脱抑制・常同行動)の特徴を瞬時に答えられるように。
身体障害(肢体不自由・視覚・聴覚・内部障害)、知的障害(IQ・適応行動)、精神障害(統合失調症・うつ・双極性)、発達障害(自閉スペクトラム・ADHD・LD)それぞれの特性と支援の基本を再確認。
医療的ケアは喀痰吸引(口腔・鼻腔・気管カニューレ内)と経管栄養(胃ろう・腸ろう・経鼻)の手順を「準備→実施→片付け」の流れで答えられるかが採点ポイントです。
領域5:総合問題
事例形式で複数領域にまたがる出題。利用者の状況(年齢・既往歴・要介護度・家族構成・生活歴)から最適なケアを選ぶ問題が多い。「利用者本位」「自立支援」「個別性の尊重」を判断軸に持つと正答しやすくなります。
持ち物リスト完全版|当日忘れて慌てないための準備
当日忘れ物で動揺すると本番のメンタルに響きます。前日朝までに以下のチェックリストで準備を完了させましょう。
必須持ち物(忘れたら即詰む系)
- 受験票 — 顔写真付きが原則。事前に印刷
- 身分証明書 — 運転免許証・マイナンバーカード等の写真付き
- HBの鉛筆またはシャープペンシル — 5本以上の予備
- 消しゴム — 2個(1個は床落とし用予備)
- 腕時計 — アナログ推奨。スマートウォッチは試験会場により持込不可
推奨持ち物(あれば安心系)
- マスク2枚以上(感染予防+予備)
- ハンカチ・ティッシュ
- 水筒またはペットボトル(蓋付き)
- 軽食(エネルギー補給用ラムネ・チョコ)
- お弁当・温かい飲み物(休憩時間に食べる)
- 上着(会場の冷暖房調整用)
- 使い捨てカイロ2枚(冬季)
- 頭痛薬・胃薬(普段服用しているもの)
- 総まとめノート(直前確認用)
- 耳栓(待機時間の集中用)
あると便利な小物
- クリアファイル(受験票・身分証管理用)
- ティッシュ多めにポケットに分散
- 絆創膏(靴擦れ・指のささくれ対策)
- 替えのマスク・除菌シート
- 会場のフロアマップ印刷物
前日21時までに鞄に詰めて玄関に置く。当日朝に「あれを入れたか?」と確認するだけで済むようにすると朝の動揺を防げます。
FAQ:介護福祉士試験 直前期によくある質問10選
Q1. 直前1週間で何時間勉強すべき?
毎日3〜4時間が目安。それ以上やっても集中力が続かず効率が落ちます。質より時間より「弱点ピンポイント補強」を意識してください。
Q2. 模試の点数が悪くても本番で逆転できる?
可能です。模試30点台から本番80点台で合格した受験生も多数います。直前1週間で間違えた問題だけ3周すれば10〜15点上乗せ可能。
Q3. 前日は早く寝るべき?
普段通りの就寝時刻+30分早めが理想。早すぎると逆に眠れず焦ります。23時前後の就寝で6〜7時間睡眠を確保しましょう。
Q4. 当日朝食は何を食べるべき?
消化が良く血糖値が安定する炭水化物中心(おにぎり・バナナ・パン)+少量のタンパク質(卵・ヨーグルト)。揚げ物・脂っこいものは避けます。
Q5. カフェインは取って良い?
普段飲んでいる量なら問題なし。普段飲まない人がコーヒーを飲むと胃痛・心拍数上昇で逆効果。
Q6. マークシートのミスを防ぐコツは?
5問解くごとに問題番号と解答番号を照合。1問飛ばすと次の解答以降全部ズレる事故を防げます。
Q7. 残り時間が少ないときの優先順位は?
未解答問題は全てマークしてから見直し。空欄ゼロを優先してから難問に戻ります。マグレ当たりも合格の積み重ねです。
Q8. 試験中にトイレに行ける?
試験官の許可を得れば可能。ただし試験時間は止まらないので、休憩時に必ずトイレを済ませておきましょう。
Q9. 体調不良で当日受験すべきか迷ったら?
軽症なら受験。風邪程度なら多くの受験生が経験しています。重症(高熱・嘔吐)なら無理せず来年に備える判断も必要。
Q10. 解答速報を見るタイミングは?
試験当日夜〜翌朝が一般的。複数サイトで照合し、自己採点の精度を高めます。1社だけの暫定解答は誤りも含むため要注意。
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まとめ:直前1週間の使い方が合否を分ける
介護福祉士国家試験の直前1週間は、新規学習ではなく「これまでの教材の総点検」と「体調管理」が王道です。過去問見直し+総まとめノート+体調管理の3つを軸に、合格基準点を確実に取る準備を進めましょう。
本記事の7つのアクションを実行すれば、最後の1週間で得点を底上げできます。当日は「準備したことだけを出す」と決めて落ち着いて臨んでください。

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