

- 残り1ヶ月で何を優先すべきかわからない
- 頻出キーワードの暗記法が知りたい
- 科目別の配点比率と捨て科目の判断基準は?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
本記事は10年の現場経験と取得時の学習経験を踏まえて執筆しています。
この記事でわかること
- 直前1ヶ月の4週間暗記スケジュール
- 11科目別の配点比率と優先順位
- 頻出キーワード300語の暗記法
介福試験の合格基準と直前1ヶ月の到達目標
介護福祉士国家試験は全125問・125点満点です。
合格基準は総得点の60%程度(約75点)+11科目群すべてで1問以上正解が必須となります。
直前1ヶ月の到達目標は過去問3年分3周完走+頻出キーワード300語暗記です。


合格点の目安
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 満点 | 125点 |
| 合格基準点 | 75点前後(60%) |
| 科目別最低 | 11科目群すべて1問以上 |
| 直前到達目標 | 過去問3年分3周 |
総得点80点でも、1科目で0点だと不合格になります。「捨て科目」と決めても最低1問正解する対策が必須。本記事では科目別優先順位+最低1問対策を解説します。
11科目別の配点比率と優先順位
介護福祉士試験は11科目群で構成されます。
科目ごとの問題数と配点を理解し、優先順位をつけて学習することが効率的です。
11科目群の配点と優先度
| 科目群 | 問題数 | 優先度 |
|---|---|---|
| 生活支援技術 | 26問 | ★★★最優先 |
| こころとからだのしくみ | 12問 | ★★★最優先 |
| 介護の基本 | 10問 | ★★高 |
| 発達と老化の理解 | 8問 | ★★高 |
| 認知症の理解 | 10問 | ★★高 |
| 障害の理解 | 10問 | ★中 |
| 人間関係とコミュニケーション | 4問 | ★中 |
| コミュニケーション技術 | 6問 | ★中 |
| 人間の尊厳と自立 | 2問 | △低(捨て可) |
| 社会の理解 | 12問 | ★★高 |
| 介護過程 | 8問 | ★中 |
生活支援技術26問+こころとからだ12問+社会の理解12問=50問が最優先科目群です。
合計125問の40%がこの3科目群で構成されます。
これら3科目群で7割正答(35問正解)できれば合格基準の半分以上をクリアできます。
「最優先3科目→高優先4科目→中優先3科目→捨て科目1」の順で対策。最優先と高優先(7科目)で90問中65問(72%)正解できれば、合格点75点に到達します。
直前1ヶ月の4週間暗記スケジュール
直前1ヶ月は4週間を「インプット2週+アウトプット2週」に分けるのが鉄則です。
インプット偏重では本番で「答えが出ない」状態になります。
週次スケジュール
| 週 | 学習内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 1週目 | 最優先3科目+高優先4科目の頻出キーワード暗記 | 毎日2-3h |
| 2週目 | 過去問3年分1周目+間違えた問題の解説学習 | 毎日3-4h |
| 3週目 | 過去問3年分2周目+捨て科目の最低1問対策 | 毎日3-4h |
| 4週目 | 過去問3年分3周目+模試あり(コース別・公式参照)+総まとめ | 毎日4-5h |


4週間で合計80-100時間を確保。働きながらでも平日1h+週末5h×2日=週12h×4週=48時間+α。「毎日10分でも触れる」継続が合格率を左右します。
頻出キーワード300語の暗記法
過去問分析から頻出キーワード300語を絞り込めます。
これらを完璧に暗記すれば、出題の70%以上をカバーできます。
科目別頻出キーワード例
① 生活支援技術(約60語):移乗・体位変換・嚥下・口腔ケア・福祉用具等
② こころとからだ(約40語):呼吸器・循環器・消化器・脳・感覚器・関節等
③ 認知症(約30語):アルツハイマー・血管性・レビー小体・前頭側頭・BPSD等
④ 社会の理解(約40語):介護保険・年金・生活保護・成年後見・地域包括等
⑤ 障害の理解(約30語):身体障害・知的障害・精神障害・発達障害・難病等
⑥ 介護の基本(約25語):ICF・ノーマライゼーション・QOL・自立支援等
⑦ 認知症ケア(約20語):パーソンセンタードケア・ユマニチュード・回想法等
⑧ その他150語:医療的ケア・終末期・看取り・カンファレンス等


暗記法の3戦略
① 単語カード暗記:通勤時間+スキマ時間で1日30-50語チェック
② スマホアプリ活用:「ケアマネ・介護福祉士アプリ」等の無料アプリで隙間学習
③ ペーパー音読:頻出キーワード一覧を紙に書き出し、毎朝10分音読
「1日30語×30日=900語触れる」量で、定着率は約30%。「300語を1日30語ずつ復習」で10周→定着率70%超え。短時間×反復が暗記の王道戦略です。
過去問3年分3周の効率的回し方
直前1ヶ月で過去問3年分(直近3回)を3周することが最強の対策です。
国家試験は過去問の類題出題率が約60-70%のため、過去問完璧化が合格直結です。
1周目:間違いを許容して全問解く
1周目は「間違っても気にせず全問解く」のが鉄則です。
時間は計らず、自分のペースで125問×3年=375問を解きます。
間違えた問題は「赤マル」を付け、解説を読んで理解します。
2周目:間違えた問題を集中再演
2周目は「赤マル問題のみ」を再演します。
時間は計らず、解説を見ながら理解度を深めます。
「正答理由+他選択肢の誤答理由」をセットで覚えるのがポイントです。
3周目:本番想定で時間計って解く
3周目は本番形式で時間計測して解きます。
1年分125問を120分で解く本番想定演習で、ペース配分を体感します。
70点未満の年があれば、その年は4周目を追加実施すべきです。


3年分3周(計1,125問演習)+模試あり(コース別・公式参照)で、本番125問のうち100問以上を「見たことある問題」にできます。これが介護福祉士合格への王道戦略です。
捨て科目判断と最低6割突破戦略
11科目群すべてで1問以上正解が必須です。
「完全捨て科目」は作れず、低優先科目でも「最低1問対策」が必要となります。
低優先科目(2問)の最低1問対策
問題数2問のため戦略的にも重要度低めです。
しかし1問不正解=不合格リスクがあるため、過去5年分の過去問のみを集中対策します。
テキスト深読み不要で、過去問の選択肢パターンを覚えるだけで対応可能です。
低優先科目(4問)の最低1問対策
傾聴・受容・共感等の基本理念を中心に学習します。
5語ほどの基本概念を覚えれば1問は確実に正解できます。
時間投資は最小限に抑えます。


低優先科目でも過去問5年分の選択肢パターン暗記は必須。「人間の尊厳」2問・「人間関係」4問の合計6問のうち、最低2問正解できれば0点回避となります。テキスト深読みは不要、過去問パターン認識のみでOKです。
直前1ヶ月で合格した3パターンの体験談
体験パターン①
30代女性介護福祉士のAさんは試験1ヶ月前から本気スイッチONしました。
週末8時間+平日2時間、合計週24時間の学習時間を確保しました。
過去問3年分3周+頻出キーワード300語暗記を徹底実施しました。
本番82点で合格、目標の75点を大きく上回る結果を出せました。
体験パターン②
40代男性介護福祉士のBさんは試験3週間前まで何もしていなかった状況でした。
焦って毎日5時間×3週間の超集中学習をしました。
過去問2年分2周+生活支援技術・社会の理解の頻出キーワードのみに絞りました。
本番76点で合格基準ギリギリ、捨て科目対策の甘さを痛感したと振り返っています。
体験パターン③
50代主婦のCさんは試験3ヶ月前から計画的に学習を開始しました。
最初の2ヶ月で全科目テキスト1周、直前1ヶ月で過去問+暗記集中の二段階戦略を実行しました。
本番88点で余裕の合格、長期計画と直前集中のハイブリッドで成功しました。
直前期によくある質問
Q1. 何点取れば合格確実ですか?
80点以上が安全圏です。
合格基準は75点前後ですが、年度により75-80点の幅があります。
80点以上取れる実力があれば「合格基準点+科目別1問」両方クリア確率が高まります。
Q2. 過去問は何年分やるべき?
直近3年分が最優先です。
5年分やるのが理想ですが、時間制約あるなら3年分3周のほうが効果高めです。
10年以上前の過去問は法改正で内容古いため避けるべきです。
Q3. 模試は受けるべきですか?
11月-12月に1回受験を強く推奨します。
「本番形式での時間配分体験」「自分の弱点科目の特定」が目的です。
ユーキャン・三幸福祉カレッジ等が3,000-公式の受講料(最新は公式参照)で実施しています。
Q4. 直前1週間に詰め込むのはアリ?
短期記憶頼みで本番ミス連発のリスクがあります。
1週間前は新規学習せず、これまで学んだ内容の総復習+体調管理に集中すべきです。
「徹夜詰め込み」は本番のパフォーマンス低下の原因となります。
Q5. 苦手科目は捨ててもいい?
完全に捨ててはダメです。
11科目群すべてで1問以上正解が必須のため、「最低1問対策」は必ず実施すべきです。
過去問パターン暗記だけで1問は取れる戦略を組みましょう。
試験前日と当日の過ごし方
試験前日と当日の過ごし方も合否を左右します。
「体調管理+メンタルコントロール」を意識すれば本番で実力を100%発揮できます。
試験前日の過ごし方
① 新規学習はしない:これまでの総復習に集中。
新規分野は混乱の元です。
② 持ち物確認:受験票・身分証・鉛筆・消しゴム・腕時計・防寒具を完備。
③ 早めの就寝:22-23時就寝で7-8時間睡眠を確保。
④ アルコール厳禁:「緊張ほぐすため」の晩酌は逆効果です。
⑤ 試験会場の下見:移動経路・所要時間を実地確認しておきます。
試験当日の過ごし方
① 朝食は軽め:腹八分目で頭をスッキリさせます。
② 試験開始30-60分前に到着:トイレ・教室確認の余裕を持ちます。
③ 開始前は頻出キーワードカード確認:直前の脳活性化に効果的です。
④ 試験中は腕時計でペース管理:1問1分ペースで進めます。
⑤ わからない問題は飛ばして後で見直し:時間内全問回答を最優先します。


「1問1分ペース+わからない問題は即飛ばし+見直し時間30分確保」の3点を意識すれば、緊張下でも実力を100%発揮できます。慌てずに「自分のペース」で解き進めることが最も重要です。
10年経験者
共通点①:明確な「合格目標点」を設定
80点以上の安全圏目標を持っている人は計画通り進められます。
「とりあえず合格」だと学習量が曖昧で、結果ギリギリ突破か不合格になります。
共通点②:1日10分でも毎日続ける
週20時間より「毎日触れる」継続のほうが定着率が高いです。
特にスキマ時間活用(通勤・昼休み・寝る前)が暗記定着の鍵となります。
共通点③:模試受験で本番感覚を養う
1回でも模試受験した人は本番の緊張対応力が違います。
時間配分・マークシート塗りミス対策・休憩時間の使い方を実地で体験すべきです。
「明確な目標点+毎日継続+模試あり(コース別・公式参照)」の3条件を満たせば、直前1ヶ月でも介護福祉士合格は十分達成可能です。10年介護現場で見てきた合格者は全員この3条件を実践していました。
まとめ
介護福祉士試験の直前1ヶ月対策は「過去問3年分3周+頻出キーワード300語暗記」が最強の戦略です。
優先順位は生活支援技術26問+こころとからだ12問+社会の理解12問の3科目群を最優先。
「11科目群すべて1問以上」の落とし穴を回避するため、低優先科目も最低1問対策は必須です。
週末集中型でも合格可能で、合計80-100時間の学習量を1ヶ月で確保しましょう。
80点以上の安全圏を目指せば、合格基準点+科目別1問の両方を確実にクリアできます。
介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
介護現場10年の実務経験を持ち、医療・介護資格情報を発信中。

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