🎯 結論(先に要点)
介護福祉士国家試験の合格率を介護福祉士・社会福祉士の有資格者が徹底解説。最新合格率70.1%(第38回)・過去5年データ・他資格比較・総得点の60%程度を基準とする合格基準点・必要勉強時間250-300時間・落ちる人/合格できる人の3特徴・11領域別難易度分析・合格後の年収相場まで網羅。受験を迷っている方に最適な完全ガイド【2026年最新】。


- 介護福祉士の最新合格率と過去5年データを確認したい
- 他資格と比較した難易度を客観的に把握したい
- 合格できる人・落ちる人の特徴と必要勉強時間を知りたい
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
本記事は公表資料と取得時の学習経験を踏まえて執筆しています。
この記事でわかること
- 介護福祉士国家試験の最新合格率と過去5年推移
- 他資格(社福・ケアマネ・看護師等)との難易度比較
- 合格基準点(総得点の60%程度を基準に難易度で補正)の意味
介福国試の最新合格率

介護福祉士国家試験の2026年1月実施(第38回)の合格率は70.1%。受験者78,469人中、合格者54,987人で、合格基準点は125点満点中64点でした(厚生労働省)。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 第38回(2026年) | 78,469人 | 54,987人 | 70.1% |
| 第37回(2025年) | 75,387人 | 58,992人 | 78.3% |
| 第36回(2024年) | 74,595人 | 61,747人 | 82.8% |
| 第35回(2023年) | 79,151人 | 66,711人 | 84.3% |
| 第34回(2022年) | 83,082人 | 60,099人 | 72.3% |
| 第33回(2021年) | 84,483人 | 59,975人 | 71.0% |
介護福祉士の合格率は71%〜84%のレンジで推移しています。第35回・第36回の80%超から、第37回は78.3%、第38回(2026年1月)は70.1%まで下がりました。
他の介護・福祉系国家資格との難易度比較

介護福祉士の難易度を他の関連国家資格と比較すると、その立ち位置が明確になります。
| 資格 | 合格率 | 必要勉強時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 介護福祉士 | 70-85% | 250-300時間 | ★★ |
| 社会福祉士 | 30%前後 | 300-500時間 | ★★★★ |
| ケアマネジャー | 10-20% | 200-300時間 | ★★★★★ |
| 精神保健福祉士 | 60-70% | 300-400時間 | ★★★ |
| 看護師 | 90%前後 | 3年制学校 | ★★★★(学校卒) |


介護福祉士の合格率が高い理由は受験資格が「実務経験3年+実務者研修修了」と厳格なため、母集団のレベルが高いから。
「介護現場で3年働いた人の80%が受かる」と理解するのが正しいです。
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介護福祉士国家試験の合格基準点

介護福祉士の合格には「総得点6割以上」かつ「全11領域で1問以上正解」が必須です。
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 総得点 | 125点満点の60%程度を基準に難易度で補正(第38回は64点) |
| 領域別 | 11領域すべてで1問以上正解 |
| 問題数 | 125問(Aパート=午前、Bパート・Cパート=午後) |
| 試験時間 | 午前10:00〜11:45(Aパート)・午後13:40〜(B・Cパート) |
| 実技試験 | 第37回から廃止(筆記試験のみ) |
11領域のうち1領域でも0点があると即不合格になります。完全な捨て領域は作れないため、苦手分野でも最低1問は確保する戦略が必須です。
介護福祉士の合格に必要な勉強時間



介護福祉士の合格に必要な勉強時間は250-300時間が業界標準。
現場経験者なら200時間程度でも合格可能ですが、未経験から受験する人は350-400時間必要なケースもあります。
| 受験者タイプ | 必要勉強時間 | 学習期間目安 |
|---|---|---|
| 現場経験5年以上 | 150-200時間 | 3-4ヶ月 |
| 現場経験3-5年 | 200-300時間 | 4-6ヶ月 |
| 現場経験3年(最低) | 300-400時間 | 6-8ヶ月 |
介護福祉士の合格率はなぜ変動するのか

過去5年の合格率を見ると、70%(2020年)から85%(2023年)まで15%もの変動があります。なぜこんなに変動するのか、3つの要因を解説します。
要因①:受験者層の変化


2017年改正前は実務経験3年だけで受験可でしたが、改正後は実務者研修修了が必須に。
受験者全体の質が上がったため、合格率も70%→85%へ上昇する傾向にあります。
要因②:問題の難易度調整
介護福祉士国家試験は合格率を一定範囲に保つよう問題難易度が調整されると言われています。
前年度の合格率が高すぎた場合、翌年は難易度が上がる傾向があります。
要因③:合格基準点の調整
合格基準点は「総得点6割」が原則ですが、問題難易度によって若干調整されます。
難しい年は基準点が下がり、易しい年は基準点が上がる仕組みです。
合格率が高い年も低い年も、「正しく対策した受験者は合格できる」構造は変わりません。直前年度の合格率を気にするより、自分の学習量と質を高めることに集中しましょう。
介福国試「11領域」別の難易度詳細

介護福祉士国家試験は11領域125問で構成されています。各領域の難易度と対策法を解説します。
| 領域 | 問題数 | 難易度 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 人間の尊厳と自立 | 2 | ★ | 中 |
| 人間関係とコミュニケーション | 2 | ★ | 中 |
| 社会の理解 | 12 | ★★★ | 高 |
| こころとからだのしくみ | 12 | ★★★ | 高 |
| 発達と老化の理解 | 8 | ★★ | 中 |
| 認知症の理解 | 10 | ★★ | 高 |
| 障害の理解 | 10 | ★★★ | 中 |
| 医療的ケア | 5 | ★★ | 中 |
| 介護の基本 | 10 | ★ | 高 |
| コミュニケーション技術 | 8 | ★ | 中 |
| 生活支援技術+介護過程+総合問題 | 46 | ★★ | 最高 |
最重要領域:


生活支援技術は食事・入浴・排泄など日常介護の技術問題。
介護過程はアセスメント→計画→実施→評価のサイクル理解。
総合問題は事例ベースの応用問題で、現場経験者が有利な領域です。
次に重要:


現場経験者に有利:
認知症の理解と介護の基本は、介護現場経験者なら基礎知識があるため得点を稼ぎやすい領域です。
介護福祉士に合格できる人の3つの特徴

特徴①:現場経験を「言語化」できる


介護福祉士試験は現場経験+学術的知識の融合を問います。
現場経験を理論で裏付ける訓練ができれば合格は近いです。
特徴②:過去問演習を5年分以上回せる
合格者は過去問5年分を3周以上回しています。「過去問だけで合格する」が介護福祉士試験の鉄則です。
特徴③:直前期に時間を確保できる
試験3ヶ月前から1日2時間以上の勉強時間を確保できる方は合格率が大幅に上がります。
介護福祉士に落ちる人の3つの特徴

特徴①:過去問演習をしない


特徴②:苦手領域を放置する
1領域でも0点があると即不合格。苦手領域を放置する人は本番で痛い目に遭います。
特徴③:直前期に焦って新教材に手を出す
直前期に新しい問題集に手を出すと挫折と不安の悪循環。既習教材の精度を上げる方が合格率は高くなります。
落ちる人の特徴をさらに詳しく知りたい方は介護福祉士の落ちる人の特徴|不合格パターンと回避策もあわせてご覧ください。
介福に「効率的に合格する」3つの戦略

戦略①:通信講座で学習計画を「丸投げ」する


独学は教材選び・スケジュール策定に膨大な時間がかかります。
通信講座ならプロが設計したカリキュラムをなぞるだけで合格圏に到達できます。
戦略②:過去問サイクル学習で効率最大化
過去問→テキスト→過去問のサイクル学習が最強。
過去問で「分からないこと」を発見し、テキストで補強し、再度過去問で確認するサイクルが合格への最短ルートです。
戦略③:模試を直前期に2-3回受ける


有資格者

視点①:合格率だけを見ないことが鍵


合格率の数字より重要なのは「学習を継続できる仕組み作り」です。
視点②:実技は実務者研修でクリア済み
介護福祉士国家試験の実技試験は第37回から廃止され、筆記試験のみになりました。筆記試験のみで合格できるのは大きな利点です。
視点③:合格後のキャリアパスが極めて明確


介護福祉士保有者は介護業界で「正式なプロ」として認められ、転職市場で評価が大きく変わります。
介護福祉士は介護業界キャリアの起点。合格率の数字以上に、合格後のキャリア展開の幅が広い点が最大の魅力です。
介護福祉士合格後の年収相場

介護福祉士に合格すると年収が大幅にアップします。資格無し職員と保有者では年収50-100万円の差が出ます。
| 資格 | 年収目安 | 時給目安 |
|---|---|---|
| 資格無し介護職員 | 280-330万円 | 1,000-公式サイトで確認 |
| 初任者研修保有 | 300-350万円 | 1,100-公式サイトで確認 |
| 実務者研修保有 | 320-380万円 | 1,200-公式サイトで確認 |
| 介護福祉士保有 | 350-400万円 | 1,300-公式サイトで確認 |
| 介福+社福ダブル | 400-500万円 | 1,500-1,800円 |


介護福祉士保有者は処遇改善加算の対象で月給に上乗せがあります。
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介福の合格率と難易度に関するよくある質問

Q1. 介福の合格率はなぜ高い?
A. 受験資格が「実務経験3年+実務者研修修了」と厳格なため、母集団のレベルが高いから。素人がいきなり受けて80%受かるわけではありません。
Q2. 過去問だけで合格できますか?
A. 過去問5年分を3周以上回せば合格圏に到達可能です。ただしテキストでの基礎固めも必要なので「過去問のみ」は推奨しません。
Q3. 何ヶ月前から勉強を始めるべき?
A. 試験6ヶ月前(4-5月頃)から始めるのが標準。直前3ヶ月だけでは不十分なケースが多いです。
Q4. 介福試験は今後難化する?
A. 合格率は70%-85%のレンジで推移してきましたが、第38回は70.1%・合格基準点64点と前回より下がりました。ただし高齢化の進展で出題範囲が広がる傾向はあります。
Q5. 落ちたら次は1年後?
A. はい、介護福祉士国家試験は年1回(毎年1月)のみ。落ちると次のチャンスは1年後です。一発合格を目指すなら徹底的な準備が必要です。
📚 公式情報・出典
試験日程・制度の最新情報は公式機関でご確認ください:社会福祉振興・試験センター
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まとめ

介護福祉士国家試験のポイントを整理すると以下のとおりです。
- 合格率は公表データを確認と国家資格の中では高め(第38回70.1%)
- 必要勉強時間250-300時間(現場経験者なら200時間でも可)
- 合格基準点:総得点の60%程度を基準に補正(第38回は64点)+全11領域で得点
- 合格率の高さは受験資格の厳格さ(実務経験3年+実務者研修修了)が要因
- 過去問5年分3周+苦手領域対策が合格の王道戦略
合格率は公表データを確認という数字は、「正しく対策した受験者の合格率」です。逆に言えば、準備不足のまま受験すると残り15-30%の不合格組に入ります。
「合格率が高いから油断していい」という資格ではなく、「正しく勉強すれば未経験からでも合格を狙える」資格と理解するのが最も適切です。
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