

- 第3章はなぜそんなに難しい?暗記量は?
- 頻出成分の効率的な暗記法は?
- グループ分けと語呂合わせの活用法は?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
本記事は10年の現場経験と取得時の学習経験を踏まえて執筆しています。
この記事でわかること
- 第3章「主な医薬品とその作用」の配点と難易度
- 頻出成分50の効率的暗記法
- カテゴリ別グループ分け(風邪薬/解熱鎮痛薬/咳止め等)
第3章「主な医薬品とその作用」の配点と難易度
登録販売者試験は全5章120問構成です。
第3章は単独で40問・配点33%と最大ボリュームを占めます。
300以上の医薬品成分を覚える必要があるため、受験生の最大の山場となります。


5章の配点と内容
| 章 | 問題数 | 内容 |
|---|---|---|
| 第1章 | 20問 | 医薬品の基本的知識 |
| 第2章 | 20問 | 人体の働きと医薬品 |
| 第3章 | 40問 | 主な医薬品とその作用(成分300超) |
| 第4章 | 20問 | 薬事関連法規・制度 |
| 第5章 | 20問 | 医薬品の適正使用・安全対策 |
合格基準は全章70%(84問正解)+各章35%以上正解が標準です。
第3章だけで14問正解(35%)以上が必要、合格圏狙いなら25-30問正解(60-75%)が目標となります。
第3章で25-30問正解(60-75%)できれば、他章で平均6-7割でも合格圏に到達。逆に第3章15問以下だと、他章で9割取らないと合格不可能。第3章は「捨てられない最重要章」です。
300成分を全部覚える必要はない理由
第3章には300以上の医薬品成分が登場しますが、全部覚えるのは現実的ではありません。
効率的な対策は「頻出50成分の集中暗記」となります。


3段階の重要度ランク
| ランク | 成分数 | 対策レベル |
|---|---|---|
| ★★★最優先(頻出) | 50成分 | 完璧に暗記+作用機序+副作用 |
| ★★高(中頻度) | 50成分 | 名前+カテゴリ理解 |
| ★中(低頻度) | 200成分 | カテゴリ分類のみ把握 |
カテゴリ別グループ分けで効率暗記
第3章成分は14カテゴリ(風邪薬・解熱鎮痛薬・咳止め等)に分類されます。
カテゴリ単位で覚えると、似た成分の混同を防げます。
14カテゴリと頻出成分の対応
| カテゴリ | 頻出成分例 | 出題頻度 |
|---|---|---|
| 風邪薬(かぜ薬) | アセトアミノフェン・イブプロフェン・dl-メチルエフェドリン | ★★★最頻出 |
| 解熱鎮痛薬 | アスピリン・サザピリン・サリチル酸ナトリウム | ★★★最頻出 |
| 咳止め・痰切薬 | コデイン・ジヒドロコデイン・デキストロメトルファン | ★★高 |
| 胃腸薬 | 炭酸水素ナトリウム・スクラルファート・ロートエキス | ★★高 |
| 便秘薬・止瀉薬 | センノシド・ピコスルファート・タンニン酸ベルベリン | ★中 |
| アレルギー用薬 | クロルフェニラミン・メキタジン・フェキソフェナジン | ★★高 |
| 皮膚薬 | ステロイド系・非ステロイド系・サリチル酸 | ★中 |
| 点眼薬 | ネオスチグミン・ナファゾリン・テトラヒドロゾリン | ★中 |
| 漢方薬 | 葛根湯・小青竜湯・麻黄湯・補中益気湯 | ★★★最頻出 |


14カテゴリの「代表成分1つ+作用+副作用」を最初に覚えることで、各カテゴリの理解が一気に進みます。「風邪薬=アセトアミノフェン+解熱鎮痛+肝障害副作用」のように、3点セットで暗記しましょう。
覚えやすい語呂合わせ集
成分名はカタカナで覚えにくいため、語呂合わせを活用するのが鉄則です。
合格者が実際に使った語呂合わせを紹介します。
解熱鎮痛系の語呂合わせ
「アスピリン=胃に痛い」:胃腸障害が副作用として頻出。
「アセトアミノフェン=肝臓に重い」:肝機能障害リスクが高い。
「イブプロフェン=妊婦は禁止」:妊婦への投与は原則禁忌。
咳止め系の語呂合わせ
「コデイン=便秘お友達」:便秘が副作用として頻出。
「デキストロ=痰切れ良し」:去痰作用と咳止めの両方を持つ。
「ジヒドロコデイン=12歳未満禁止」:未成年への投与制限あり。
漢方薬の語呂合わせ
「葛根湯=肩こり風邪初期」:感冒初期+肩こりに効果的。
「小青竜湯=鼻水ジュル」:鼻水・くしゃみのアレルギー性鼻炎に効く。
「麻黄湯=ガッツリ風邪+体力ある人」:体力充実者の感冒初期向け。
「補中益気湯=元気回復+疲労感」:虚弱体質の体力回復に。
語呂合わせは「成分名+主効果+主副作用」の3点を1セットで覚えるのが効率的。自分なりのオリジナル語呂合わせを作ると、定着率が大幅アップします。
第3章を得点源に変える3つの戦略
戦略①:最初の1ヶ月で把握
いきなり成分300個に挑むと挫折確定です。
最初の1ヶ月は「14カテゴリ+各代表成分1つ」=合計14成分だけを徹底学習しましょう。
全体像把握→詳細暗記の順序が、第3章攻略の最短ルートとなります。
戦略②:2ヶ月目からで頻出50成分制覇
2ヶ月目は1週間1カテゴリペースで深堀りします。
「風邪薬→解熱鎮痛薬→咳止め→胃腸薬→アレルギー用薬→漢方薬→点眼薬→皮膚薬→婦人薬→栄養剤→寄生虫薬→消毒薬→その他」の14カテゴリを2-3ヶ月でカバーできます。
1カテゴリ4-5成分×14週=合計56-70成分の暗記が完了します。
戦略③:3ヶ月目以降は過去問演習で苦手カテゴリ集中対策
3ヶ月目からは過去5年分の第3章問題のみを集中演習します。
間違えた問題のカテゴリを記録し、苦手カテゴリの追加学習に時間を割きましょう。
「漢方薬が苦手」「咳止め薬が混乱する」等の弱点が見えるため、ピンポイント対策が可能となります。
「1ヶ月全体像→2ヶ月カテゴリ深堀り→3ヶ月過去問演習」の3段階で、第3章を3-4ヶ月で得点源化できます。一気に300成分覚えるのではなく、段階的に攻略するのが王道です。
🎯 合格率全国平均の約2倍を狙うなら三幸医療カレッジ
三幸医療カレッジの登録販売者受験対策講座は、合格率が全国平均の約2倍を実現する専門特化型カリキュラム。短期集中で確実合格を目指す方に支持されている本気の講座です。
第3章対策で挫折する人の3パターン
パターン①:300成分を一気に暗記しようとする
「全成分網羅」を目指して挫折する人が最多です。
300成分の暗記は社会人受験生には現実的に不可能なボリュームです。
頻出50成分に絞る勇気を持ちましょう。「全部覚える」は不可能で「必要な範囲を確実に」が合格への最短ルートです。
パターン②:カタカナ成分名でアレルギー反応
「アセトアミノフェン」「メキタジン」等のカタカナを見るだけで頭が拒否反応を起こすパターンです。
医療系未経験者・高齢受験生に特に多い現象です。
語呂合わせ+イメージ画像で記憶を刺激。「アスピリン=胃が痛い」のようにストーリー化すると、カタカナ恐怖症を克服できます。
パターン③:第3章だけに時間を取られ他章対策が手薄
第3章対策に偏重しすぎて第1-2章・第4-5章の対策が手薄になるパターンです。
全章で35%基準があるため、1章でも基準割れで不合格となります。
学習時間の「第3章50%+他章50%」のバランスを死守。第3章だけに時間を使い切らないように、各章の最低35%基準クリア対策も並行実施すべきです。
第3章対策で合格した3パターンの体験談
体験パターン①
30代主婦のAさんはカテゴリ別グループ分け+語呂合わせを徹底活用しました。
14カテゴリ×4-5成分=70成分を3ヶ月で暗記しました。
本番第3章40問中30問正解(75%)で合格を達成しました。
「カテゴリ単位で覚えるのが何より効果的だった」と振り返っています。
体験パターン②
40代男性のBさんはテキスト精読が苦手で過去問演習中心に切り替えました。
過去5年分の第3章問題200問を3周回し、出題パターンを体得しました。
本番第3章25問正解(63%)+他章で稼いで合格を達成しました。
「過去問演習が最強の暗記法だった」と振り返っています。
体験パターン③
50代女性のCさんは漢方薬を得意分野化する戦略を取りました。
14カテゴリの中で漢方薬(全15処方)を完璧に暗記しました。
本番では漢方関連5-6問を全問正解、第3章25問正解(63%)で合格圏到達できました。
「自分の得意分野を作ることで自信が持てた」と振り返っています。
第3章対策に役立つ教材3選
教材①:「医薬品登販試験対策テキスト」
業界標準テキストで、第3章の成分解説が詳しいです。
カテゴリ別整理が見やすく、初学者にも理解しやすい構成となっています。
価格3,000-受講料(公式参照)程度です。
教材②:「第3章成分集中ドリル」
第3章特化のドリル形式問題集が複数出版されています。
成分名→作用→副作用のパターン暗記に最適です。
過去問演習の前段階として有効活用できます。
教材③:スマホアプリ「登販過去問」
無料スマホアプリで隙間時間学習が可能です。
iPhone/Android両対応で、通勤・休憩時間の活用に最適です。
成分問題を繰り返しタップで暗記定着率がアップします。


「テキスト1冊+ドリル1冊+過去問5年分+スマホアプリ」の組み合わせが第3章対策の王道セットです。総額1万円以下で揃えられ、独学派には最強のラインナップとなります。
登販試験第3章に関するよくある質問
Q1. 第3章だけで何ヶ月くらい対策が必要?
3-4ヶ月が標準です。
1ヶ月目はカテゴリ全体把握、2ヶ月目はカテゴリ深堀り、3-4ヶ月目は過去問演習の3段階となります。
受験6ヶ月前から第3章対策を開始するのが理想スケジュールです。
Q2
解熱鎮痛系10成分+風邪薬10成分+咳止め系8成分+胃腸薬8成分+漢方15処方等が代表例です。
市販の「第3章成分集中ドリル」やスクールテキストに頻出ランキングが記載されています。
受講前にスクールに「頻出50成分リストの有無」を確認しましょう。
Q3. 漢方薬は何処方覚えればいいですか?
15処方が頻出です。
「葛根湯・小青竜湯・麻黄湯・補中益気湯・抑肝散・芍薬甘草湯・防風通聖散・大柴胡湯」等が代表例です。
15処方の「効能+体力区分(虚弱体質/体力中等度/体力充実)」をセットで暗記しましょう。
Q4. 第3章対策で一番効果的な勉強法は?
「カテゴリ別暗記+過去問演習」のハイブリッドが最強です。
テキスト精読のみは記憶定着率が低く、過去問演習のみは知識の穴ができます。
インプット(テキスト)50%+アウトプット(過去問)50%のバランスを意識しましょう。
Q5. 介福保有者は第3章対策に有利?
医療系の素地があり有利です。
介護福祉士の「医療的ケア」「こころとからだのしくみ」で学んだ知識が第3章理解の助けとなります。
医薬品の作用機序・副作用の理解が早く、暗記の定着率もアップします。
カテゴリ別の主要副作用パターン暗記法
第3章の出題は「成分名+作用+副作用」のセットが頻出です。
カテゴリ別の副作用パターンを覚えると、知らない成分でも推測対応可能になります。
カテゴリ別の典型副作用
| カテゴリ | 典型副作用 | 語呂合わせ |
|---|---|---|
| 解熱鎮痛薬 | 胃腸障害+肝障害 | 「胃と肝臓」 |
| 咳止め系 | 便秘+眠気 | 「腸止まり眠気」 |
| 抗ヒスタミン薬 | 眠気+口渇 | 「眠い口渇き」 |
| 交感神経興奮薬 | 不眠+動悸 | 「眠れず心臓ドキドキ」 |
| 便秘薬(刺激性) | 腹痛+耐性 | 「腹痛慣れ」 |
| ステロイド系 | 感染症リスク+皮膚萎縮 | 「感染と皮膚薄く」 |


14カテゴリの副作用パターンを覚えれば、未学習成分の問題でも推測で5割以上正解可能。「成分名一字一句暗記」より「カテゴリ別パターン認識」の方が試験対応力が高まります。
まとめ
登録販売者試験第3章は全120問中40問・配点33%の最重要章です。
300成分全部を覚える必要はなく、頻出50成分の集中暗記で第3章70%超え(28問正解)が現実的なゴールとなります。
「14カテゴリ別グループ分け+語呂合わせ+過去問5年分演習」の3戦略で、3-4ヶ月の対策で合格圏に到達できます。
挫折しないためには「全成分網羅を目指さない+カテゴリ単位で覚える+他章対策とバランス」の3原則を守りましょう。
第3章を得点源化できれば、登録販売者合格は確実に手の届く範囲となります。
介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
介護現場10年の実務経験を持ち、医療・介護資格情報を発信中。

コメント