📥 登録販売者の過去問の入手先【早見】
- 登録販売者試験の過去問は、試験を実施する都道府県(関西は関西広域連合)が無料で公開している
- 問題(午前・午後または前半・後半)と正答がPDFで並んでいる。会員登録も料金もいらない
- 宮城県・関西広域連合・岩手県・栃木県・山梨県・北海道は、2026年(令和8年度)の問題も公開済み
- 東京都の令和8年度分は、例年どおりなら年末ごろの掲載(令和7年度分は12月に掲載)
- 注意:出題範囲のもとになる厚生労働省の「手引き」は毎年改訂される。古い年度の問題は最新の手引きで確かめる
出典:各都道府県・関西広域連合の登録販売者試験のページ、厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」(2026年10月7日確認)
登録販売者の過去問を、お金をかけずに何年分か解いておきたいです。
どこで手に入るのでしょうか。
試験を実施している都道府県の公式サイトに、問題と正答がPDFで置いてあります。
自分が受けるブロック以外の県の問題も、練習に使えますよ。
- 過去問は買わないといけないの?無料で手に入らない?
- 自分が受ける県の過去問は、どこに載っている?
- 何年分を、どう解けば合格ラインに届く?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者(元職員)。
本記事は、各都道府県と厚生労働省の公表資料を確認して執筆しています。
この記事でわかること
- 登録販売者の過去問を無料で手に入れる場所(12自治体の公開ページ)
- 自治体ごとに何年分が公開されているか
- 自分の地域以外の過去問を使ってよいか
- 過去問を解く前に知っておきたい手引きの改訂と合格基準
- 過去問を3周で使い切る手順と、足りない分の補い方

登録販売者の過去問は都道府県が無料で公開している
登録販売者試験は、国ではなく都道府県が実施する試験です。
関西の府県は、関西広域連合がまとめて実施しています。
そして、多くの実施団体が試験問題と正答を自分の公式サイトでPDF公開しています。
書店の過去問題集を買わなくても、公式の問題を無料で解けるということです。
公式に載っているのは、問題だけですか?
答えがないと、自己採点できなくて困ります。
問題と一緒に「正答」や「解答」のPDFが置かれています。
ただし解説はついていないので、間違えた理由はテキストで確かめる必要があります。
試験は午前と午後(自治体によっては前半と後半)に分かれ、全部で120問です。
東京都の案内では、試験項目と問題数は次のとおりです。
| 試験項目 | 問題数 |
|---|---|
| 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 |
| 人体の働きと医薬品 | 20問 |
| 薬事に関する法規と制度 | 20問 |
| 主な医薬品とその作用 | 40問 |
| 医薬品の適正使用と安全対策 | 20問 |
いちばん問題数が多いのは「主な医薬品とその作用」の40問です。
過去問を解くときも、この項目の点数をほかの項目と分けて記録するのが大切になります。
都道府県別|過去問を公開しているページの一覧
2026年10月7日に、各自治体の公式ページを開いて確認した結果です。
「公開年度」は、そのページに問題と正答のPDFが並んでいる年度です。
| 地域 | 自治体(公式ページ) | 公開年度 |
|---|---|---|
| 北海道・東北 | 北海道 | 令和3〜8年度 |
| 宮城県 | 平成20〜令和8年度 | |
| 岩手県 | 令和4〜8年度 | |
| 北関東・甲信越 | 栃木県 | 令和4〜8年度 |
| 山梨県 | 令和6〜8年度 | |
| 首都圏 | 東京都(令和7年度のページ) | 令和3〜7年度(年度ごとのページ) |
| 東海・北陸 | 静岡県 | 令和7年度以前(複数年度) |
| 関西 | 関西広域連合 | 令和元〜8年度 |
| 中国・四国 | 山口県 | 令和2〜7年度 |
| 愛媛県 | 令和3〜7年 | |
| 高知県 | 平成20〜令和7年度 | |
| 九州・沖縄 | 鹿児島県(令和7年度のページ) | 令和7年度(年度ごとのページ) |
ここに載せたのは確認できた12の自治体で、ほかの都道府県も多くが同じように公開しています。
自分が受ける県のページは、県名と「登録販売者試験 問題」で検索すると見つかります。
宮城県は平成20年度からあるんですね。
全部解いたほうがいいですか?
古い年度は、出題範囲のもとになる手引きが今と違います。
まずは直近3〜5年分を優先して、古い年度は数を増やしたいときに使うのがおすすめです。
東京都は、年度ごとに別のページを作っています。
令和7年度のページから、令和3〜6年度のページにもたどれます。
令和7年度の問題は、試験(9月7日)の後、12月に掲載されました。
2026年(令和8年度)の首都圏の問題も、同じように年末ごろの掲載になる可能性があります。
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自分の地域以外の過去問を使ってもいい?
使ってかまいません。
どの自治体の試験も、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」を基本に作られています。
東京都の案内でも、出題範囲は「手引き(令和8年4月)を基本とする」と書かれています。
そのため、問題の言い回しや難しさに差はあっても、問われる知識の範囲は共通です。
じゃあ、どの県の過去問から始めればいいですか?
全部やる時間はありません。
まず自分が受ける地域の最新年度を1回分解いてください。
形式に慣れたら、ほかの地域の問題で量を増やすのが効率的です。
同じ地域の問題を優先するのは、問題の形式や時間配分が本番に近いからです。
そのうえで、ほかの地域の過去問は「初めて見る問題」として、実力を測るのに使えます。
2026年は九州・沖縄の試験が12月20日に残っているので、これから受ける人は特にこの使い方が役立ちます。
過去問を解く前に知っておきたい2つの注意
注意1:手引きは毎年のように改訂される
出題範囲のもとになる手引きは、厚生労働省が改訂を重ねています。
2026年度の試験は、令和8年4月版の手引きが基本です。
厚生労働省のページには、令和7年4月版からの修正履歴入りのPDFも置かれています。
古い年度の問題で、手引きの記載と答えが合わないときは、最新の手引きを優先して覚えます。
手引きって、テキストとは違うんですか?
何百ページもありそうで不安です。
手引きは試験を作る側の基準で、市販のテキストはそれをもとに作られています。
全部を読む必要はなく、過去問で迷った箇所を確かめる辞書として使えば十分です。
注意2:合格基準は自治体によって少し違う
合格基準は、総得点と試験項目ごとの正答率の2つで決まります。

東京都は、総得点が120問中84点以上(7割以上)で、各項目の正答率が3割5分以上です。
山口県は、全体7割以上に加えて、各項目の正答が4割以上と案内しています。
過去問の点数は、受ける自治体の基準で判定してください。
自己採点の方法は、登録販売者試験の合格ライン・章別足切り早見表で詳しく整理しています。
過去問は「午前・午後の時間割」と「項目ごとの採点表」で解く
過去問を本番の練習にするなら、時間の配分も本番に合わせるのが効果的です。
東京都の令和8年度の案内では、試験は次の時間割でした。
| 時間帯 | 試験項目 | 時間 |
|---|---|---|
| 午前(10時〜正午) | 医薬品に共通する特性と基本的な知識/人体の働きと医薬品/薬事に関する法規と制度(計60問) | 120分 |
| 午後(13時30分〜15時30分) | 主な医薬品とその作用/医薬品の適正使用と安全対策(計60問) | 120分 |
時間割や項目の並び順は、自治体によって違うことがあります。
受ける自治体の過去問PDFの表紙や、その年の試験案内で確かめてください。
点数は、120問の合計だけ見ればいいですか?
合計だけだと、1つの項目だけ基準に届かず不合格、という見落としが起きます。
過去問を解いたら、必ず項目ごとに点数を書き出してください。
採点には、次のような表を作っておくと便利です。
| 試験項目 | 問題数 | 3割5分の基準 | 4割の基準 | 自分の点 |
|---|---|---|---|---|
| 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 7問 | 8問 | |
| 人体の働きと医薬品 | 20問 | 7問 | 8問 | |
| 薬事に関する法規と制度 | 20問 | 7問 | 8問 | |
| 主な医薬品とその作用 | 40問 | 14問 | 16問 | |
| 医薬品の適正使用と安全対策 | 20問 | 7問 | 8問 | |
| 合計 | 120問 | 84点以上(7割) | ||
基準の問題数は、問題数に3割5分または4割をかけて、小数点以下を切り上げた数です。
自分の点を毎回この表に書き込むと、どの項目が伸び悩んでいるかが一目で分かります。
40問ある「主な医薬品とその作用」は、ここで崩れると合計点にも大きく響きます。
過去問を3周で使い切る手順
宮城県や高知県は平成20年度から公開されていて、量が多すぎて迷います。
解く順番を決めておくと迷いません。
最新年度で弱点を見つけて、見直してから量を増やす流れがおすすめです。
公開されている過去問は量が多いので、やみくもに解くより順番を決めたほうが伸びます。
おすすめは、次の3周です。

1周目:受ける地域の最新年度を、本番と同じ時間で解く
午前と午後をそれぞれ時間を計って解き、試験項目ごとに点数を出します。
東京都の令和8年度の試験時間は、午前・午後とも120分でした。
この段階では、どの項目が基準に届いていないかが分かれば十分です。
2周目:間違えた問題を、手引きとテキストで確かめる
間違えた問題は、正しい選択肢の理由を言えるまでテキストに戻ります。
公式の過去問には解説がないので、この作業がいちばん力になります。
漢方薬のように覚える量が多い分野は、漢方薬の分類と語呂合わせも参考になります。
3周目:ほかの地域・前の年度で本番形式の仕上げ
最後に、まだ解いていない地域や年度の問題で、本番形式の演習をします。
総得点7割と、項目ごとの基準の両方を安定して超えられれば、仕上がりの目安です。
✅ 仕上がりのチェック
- 総得点:3回続けて84点以上(120問中)が取れているか
- 項目ごと:どの項目も受ける自治体の基準(3割5分または4割)を超えているか
- 「主な医薬品とその作用」(40問)で大きく崩れていないか
- 迷った問題を、最新の手引きで確かめ直したか
3周もする時間がないときは、どうしたらいいですか?
試験まであと2か月です。
1周目と2周目を、受ける地域の直近2〜3年分に絞ってください。
間違えた問題の見直しを削るより、解く年数を減らすほうが点数は伸びやすいです。
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過去問だけでは足りないときの補い方
公式の過去問は、本番と同じ形式で練習できる一番確かな材料です。
一方で、解説がないので、独学だと間違えた理由が分からないまま進んでしまうことがあります。
そうした場合は、次のような方法で補うのが一般的です。
| 方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 市販の過去問題集 | 解説つきで多くの年度を解きたい人 | 受験する年度の版を選ぶ |
| 通信講座 | 解説講義や質問で理由まで理解したい人 | 費用がかかる。資料で中身を比べる |
| 資料の一括請求 | どの講座がよいか決めかねている人 | 各社の受講料・期間は公式で確認する |
一度落ちてしまった人は、登録販売者試験に落ちた人の再挑戦ガイドも参考にしてください。
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よくある質問
Q. 登録販売者の過去問は無料で手に入りますか?
手に入ります。
試験を実施する都道府県や関西広域連合が、問題と正答をPDFで公式サイトに公開しています。
Q. 自分が受ける県以外の過去問を解いても意味はありますか?
あります。
どの自治体の試験も厚生労働省の手引きを基本に作られるため、問われる知識の範囲は共通です。
Q. 何年分くらい解けばよいですか?
受ける地域の直近3〜5年分を優先し、余裕があればほかの地域の問題で量を増やすのがおすすめです。
古い年度は手引きが今と違うことがあるので、答えは最新の手引きで確かめます。
Q. 過去問に解説はついていますか?
公式の過去問は、問題と正答だけで解説はついていません。
間違えた理由は、テキストや手引きで確かめる必要があります。
Q. 公式の過去問と、市販の過去問題集はどう違いますか?
公式の過去問は無料ですが、載っているのは問題と正答だけです。
市販の過去問題集は有料ですが、解説がつき、複数の地域の問題をまとめて収録しているものが多くあります。
無料の公式PDFで量をこなし、理由が分からない問題だけ解説つきの教材で確かめる、という組み合わせが効率的です。
Q. 2026年の首都圏の問題はいつ公開されますか?
東京都の令和7年度分は、試験後の12月に掲載されました。
令和8年度分の掲載時期は、東京都の公式ページで確認してください。
まとめ
- 登録販売者の過去問は、都道府県(関西は関西広域連合)が無料でPDF公開している
- 北海道・宮城・岩手・栃木・山梨・関西広域連合は2026年(令和8年度)分も公開済み
- 出題範囲は厚生労働省の手引きが基本なので、ほかの地域の過去問も練習に使える
- 手引きは改訂されるため、古い年度の答えは最新の手引きで確かめる
- 合格基準は総得点7割と項目ごとの基準(3割5分または4割)の両方
- 受ける地域の最新年度→見直し→ほかの地域で仕上げ、の3周で使い切る
出典:北海道・宮城県・岩手県・栃木県・山梨県・東京都・静岡県・関西広域連合・山口県・愛媛県・高知県・鹿児島県の登録販売者試験の公式ページ、厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」(いずれも2026年10月7日確認)。

