🎯 結論(先に要点)
第29回精神保健福祉士国家試験(2027年2月6日・7日)の自己採点を完全マニュアル化。132点満点・9科目群すべてで得点という合格基準、直近2回の基準点(第27回70点・第28回62点)、自己採点3ステップ、解答速報の使い分け、点数別の判定、社会福祉士との同時受験と共通科目免除の扱い、合格発表2027年3月9日までの過ごし方を介護福祉士・社会福祉士の有資格者が解説します。
| 受験申込の受付 | 2026年9月3日(木) 〜 2026年10月2日(金) |
|---|---|
| 受験票の発送 | 2026年12月11日(金) |
| 試験日(1日目) | 2027年2月6日(土) 午後 14時00分〜15時30分(専門科目48問) |
| 試験日(2日目) | 2027年2月7日(日) 午前 10時00分〜12時20分(共通科目84問) |
| 合格発表 | 2027年3月9日(火) 試験センターのホームページに合格者の受験番号を掲載 |
| 結果通知の発送 | 2027年3月12日(金) |
出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第29回精神保健福祉士国家試験」。試験地は北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県の7試験地です。社会福祉士(第39回)を同時に受験する場合も、共通する7試験地で2月6日(土)・7日(日)の2日間の受験になります。


- 精神保健福祉士試験の合格基準点はどう決まる?
- 自己採点の具体的な手順を知りたい
- 共通科目免除で受けた場合はどう数える?
- ボーダー時の判断基準と、発表までの過ごし方は?
介護現場で10年勤務した介護福祉士・社会福祉士の有資格者。
本記事は社会福祉士の取得経験と公表資料を踏まえ、公式の一次資料にあたって執筆しています。
受験資格の11ルートと養成施設の選び方は、精神保健福祉士の受験資格と取得ルートで説明しています。
よくある質問
Q1. 精神保健福祉士試験の自己採点はどうやりますか?
A. 各社が試験後に公開する解答速報と、問題用紙に控えた自分の解答を照合して正答数を集計します。専門科目48問と共通科目84問を分けて数えるのが基本です。
Q2. 合格基準は?
A. 132点満点で総得点の60%程度を難易度補正した点数以上、かつ9科目群すべてで得点が必要です。第27回は70点、第28回は62点でした。
Q3. 共通科目免除で受けた場合は?
A. 配点は48点満点になり、判定に使う科目群も①〜⑤の5科目群だけになります。第27回は32点、第28回は27点が基準点でした。
Q4. 自己採点の注意点は?
A. 9科目群のうち1つでも0点があると、総得点が基準を超えていても不合格になります。群ごとに得点を確認してください。
Q5. ボーダー付近の場合は?
A. 第29回の合格発表は2027年3月9日です。合格基準点は試験後の難易度補正で決まるため、それまで結果は確定しません。
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精神保健福祉士国試の合格基準を正しく理解する


精神保健福祉士国家試験の配点は1問1点で、総得点は132点満点です。
内訳は専門科目48問と、社会福祉士と共通の科目84問に分かれます。
合格の条件は2つあり、どちらも満たす必要があります。
① 総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上を取ること。
② ①を満たした人のうち、9科目群すべてで得点があったこと。1群でも0点なら不合格です。
ここで見落とされやすいのが②です。
総得点が基準を超えていても、0点の科目群が1つあるだけで不合格になります。
自己採点では総得点より先に、群ごとの得点を確認してください。
9科目群の区切りを自己採点用に把握する
科目群は科目そのものではなく、複数科目をまとめた単位です。
専門科目が①〜⑤、共通科目が⑥〜⑨に対応します。
| 群 | 含まれる科目 | 区分 |
|---|---|---|
| ① | 精神医学と精神医療 | 専門 |
| ② | 現代の精神保健の課題と支援 | 専門 |
| ③ | 精神保健福祉の原理 | 専門 |
| ④ | ソーシャルワークの理論と方法(専門) | 専門 |
| ⑤ | 精神障害リハビリテーション論/精神保健福祉制度論 | 専門 |
| ⑥ | 医学概論/心理学と心理的支援/社会学と社会システム | 共通 |
| ⑦ | 社会福祉の原理と政策/社会保障/権利擁護を支える法制度 | 共通 |
| ⑧ | 地域福祉と包括的支援体制/障害者福祉/刑事司法と福祉 | 共通 |
| ⑨ | ソーシャルワークの基盤と専門職/ソーシャルワークの理論と方法/社会福祉調査の基礎 | 共通 |
出典:社会福祉振興・試験センター「精神保健福祉士国家試験 合格基準」。共通科目免除を受けた受験者は①〜⑤の5科目群だけで判定され、配点は48点満点になります。
⑤だけが2科目、⑥〜⑨は3科目ずつのまとまり。単科目で0点でも、同じ群の別科目で得点していれば足切りには当たりません。
直近の合格基準点と合格率を公式値で押さえる


合格基準点は試験後に難易度を踏まえて決まるため、事前には分かりません。
ただし過去の実績を知っておくと、自己採点の結果をどう受け止めるかの判断材料になります。
| 回(試験年) | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 第24回(2022年) | 6,502人 | 4,267人 | 65.6% | — |
| 第25回(2023年) | 7,024人 | 4,996人 | 71.1% | — |
| 第26回(2024年) | 6,978人 | 4,911人 | 70.4% | — |
| 第27回(2025年) | 6,642人 | 4,694人 | 70.7% | 132点中70点 |
| 第28回(2026年) | 7,107人 | 5,558人 | 78.2% | 132点中62点 |
出典:厚生労働省「精神保健福祉士国家試験の受験者・合格者の推移」および各回の「合格基準及び正答について」。第27回・第28回の共通科目免除者の基準点は、48点満点中それぞれ32点・27点でした。
直近5回の合格率は65.6%〜78.2%で推移しています。
社会福祉士より受験者数が少なく、合格率は高めに出る試験です。
ただし9科目群すべてで得点という条件は毎回変わりません。
60%は補正前の基準で、実際の合格基準点は第27回で53.0%、第28回で47.0%に相当します。79点に届かなかったからといって、その時点で不合格が確定するわけではありません。
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自己採点の3ステップを丁寧に進める


STEP1: 問題用紙に自分の解答を控える
自己採点の精度は、試験中のメモで決まります。
1問解くごとに、選んだ選択肢の番号を問題用紙に丸で囲んでおきます。
マークシートと完全に一致させることが前提です。
途中で選択肢を変えた場合は、修正後の番号をメモし直します。
試験終了後は問題用紙を必ず持ち帰ります。
STEP2: 解答速報と照合する
専門科目は2月6日、共通科目は2月7日に実施されます。
2日に分かれるため、速報の公開も科目ごとにずれます。
1日目の夜に専門科目だけ先に照合しておくと、2日目の負担が軽くなります。
STEP3: 9科目群ごとに集計する
総正答数を出したら、次に群ごとの内訳を出します。
「総得点75点、9群すべて得点あり」のように書き留めておくと判断しやすくなります。
問題用紙のメモ → 速報と照合 → 群ごとの集計。当日中に終わらせるのが理想ですが、精度のほうが大切です。
解答速報の公開状況と使い分け


| 公開元 | 内容 | 状況 |
|---|---|---|
| 社会福祉振興・試験センター(公式) | 正答・合格基準点 | 未公表(2027年3月9日) |
| 中央法規出版(けあサポ) | 解答速報 | 未公表(試験実施前) |
| その他の資格スクール各社 | 解答速報 | 未公表(試験実施前) |
2026年9月時点の状況です。試験当日以降、公開が確認できしだい更新します。公開時刻や公開順は各社の判断によるため、事前には分かりません。
速報は各社が独自に作成するため、まれに解答が分かれる問題があります。
1社だけで判断せず、複数社を突き合わせるのが安全です。
分かれた問題は「保留」として、上下の幅で自己採点しておきます。
各社の速報はあくまで予想解答です。公式の正答で覆る可能性があり、複数正解や全員正解の扱いが後から変わることもあります。速報の点数は目安として扱ってください。
ボーダーライン点数別の判定と対応


直近2回の合格基準点(70点・62点)を物差しにすると、次のように整理できます。
これは確率ではなく、過去の基準点と比べた位置です。
| 自己採点(132点満点) | 直近2回の基準点との関係 | おすすめの動き方 |
|---|---|---|
| 80点以上 | 第27回・第28回とも大きく上回る | 9科目群の確認を済ませ、就職・登録の準備へ |
| 70〜79点 | 直近2回とも上回る | 群ごとの得点だけ再確認して待つ |
| 62〜69点 | 第28回なら上回るが第27回には届かない | 発表まで結果は読めない。学習の習慣は続ける |
| 62点未満 | 直近2回のいずれにも届かない | 次回に向けた計画づくりを早めに始める |
※ 合格基準点は毎回の難易度補正で決まります。上表は過去の実績との比較であり、合否を保証するものではありません。
80点以上=総得点はほぼ安全/62〜79点=年度しだい/62点未満=次回の計画へ。どの帯でも、先に9科目群の得点を確認してください。
注意したいのは、総得点が高くても科目群の0点で不合格になることです。
80点台でも、1つの群がまるごと0点なら合格にはなりません。
逆に65点前後でも、9群すべてで得点していれば可能性は残ります。
社会福祉士との同時受験と共通科目免除の数え方


社会福祉士(第39回)と精神保健福祉士(第29回)は同じ週末に実施されます。
同時受験の場合は共通する7試験地で、2月6日・7日の2日間の受験です。
| 精神保健福祉士 第29回 | 社会福祉士 第39回 | |
|---|---|---|
| 満点 | 132点(専門48+共通84) | 129点(共通84+専門45) |
| 科目群 | 9科目群 | 6科目群 |
| 直近の基準点 | 第27回70点/第28回62点 | 第37回62点/第38回50点 |
| 合格発表 | 2027年3月9日(火) | 2027年3月9日(火) |
共通科目84問は同一問題ですが、満点・科目群の区切り・合格基準点はそれぞれ別に定められています。
同じ共通科目の得点でも、精神は9群、社福は6群と区切りが違います。
群ごとの集計は、それぞれの区分表に合わせてやり直してください。
共通科目免除で受けた場合
すでに社会福祉士を登録している方などは、共通科目の免除を受けられます。
この場合は専門科目48問だけが対象で、48点満点になります。
判定に使う科目群も①〜⑤の5群だけです。
免除受験者の合格基準点は第27回が48点中32点、第28回が48点中27点でした。132点満点の基準点(70点・62点)をそのまま当てはめると判断を誤ります。
合格発表までの1ヶ月をどう過ごすか


合格発表は2027年3月9日、結果通知の発送は3月12日です。
受験票に「見込」と記載がある方は、2027年4月9日までに必要書類の提出が必要です。
期限までに出さないと試験が無効になります。
福祉職の求人が最も動くのは2月から3月です。
4月入職の枠は発表前にほぼ埋まるため、合格が見えているなら発表を待たずに動くほうが選択肢は広がります。
・自己採点の結果と9科目群の内訳を記録に残す
・受験票と問題用紙を保管する(登録手続きと次回の学習の両方で使います)
・「見込」記載がある場合は書類の提出期限(2027年4月9日)を確認する
結果が届かなかったときの動き方
自己採点で基準に届かなかった場合も、発表までは結果が確定しません。
ただし次回の申込は例年9月に始まります。
2月から3月のうちに、どこで点を落としたかを群ごとに整理しておくと、次の学習計画が立てやすくなります。
特に0点に近い科目群があったかどうかは必ず確認してください。
総得点が足りなかったのか、特定の群が弱かったのかで、次にやるべきことが変わります。
精神保健福祉士国試の自己採点まとめ
第29回精神保健福祉士国家試験の自己採点は、次の順で進めるのが確実です。
- 問題用紙のメモをマークシートと一致させて持ち帰る
- 各社の解答速報と照合し、分かれた問題は幅を持たせる
- 9科目群すべてで得点があるかを群ごとに確認する
- 総得点を直近2回の基準点(70点・62点)と比べて位置を把握する
- 合格が見えているなら、発表を待たずに求人と登録手続きを調べ始める
合格基準点は毎回の難易度補正で決まるため、自己採点の時点で合否は確定しません。
それでも、群ごとの内訳まで出しておけば、発表までの1ヶ月を落ち着いて使えます。
132点満点・9科目群すべてで得点が合格条件。直近の基準点は第27回70点・第28回62点。共通科目免除なら48点満点で5科目群。合格発表は2027年3月9日です。
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